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一袋「5㎏」のお米は「何合」なの?

先日のニュースで
今年の新米の値段が
話題になっていました。

「5kgで3千円台」
という話を聞きながら、
妻とこんな会話になりました。

「ところで、
お米5kgって、
何日くらい食べられる量
なんだろう?」

ふだん
何気なく買っているお米ですが、
考えてみると少し不思議です。

お米を買うときは
「kg」で買います。

ところが、
実際に炊くときは
「合」で計ります。

そこで、
お米1合の重さを計ってみると、
約160gでした。

ということは、
5kgのお米は約31合。

毎日1合ずつ炊けば、
だいたい1か月分
という計算になります。

「なるほど。
5kgのお米は、
1日1合なら約1か月分なんだ」

そんな小さな発見をしたとき、
ふと私は思いました。

これは、
人を見るときにも
似たようなことが
あるのではないか、と。

私たちは、
人を判断するときに、
いろいろな「ものさし」を
使っています。

たとえば、
学歴、
成績、
資格、
肩書、
職歴、
年収…
これらは、
比較的わかりやすいものです。

数字や記録として残りやすく、
外から見ても判断しやすい。

いわば、
これはお米で言えば
「kg」の世界です。

一方で、
思いやり、
誠実さ、
人柄、
信頼感、
責任感、
温かさ…
こうしたものは、
すぐに数字では表せません。

履歴書にも、
名刺にも、
成績表にも、
はっきりとは
書かれていません。

けれども、
実際に人と関わるうえでは、
こちらの方が
ずっと大切になることが
あります。

それは、
お米で言えば「合」の世界
なのかもしれません。

実際に使ってみて、
関わってみて、
時間をともにしてみて、
初めてわかるものです。

かつては、
「学歴が高い人は立派な人」
「頭の良い人は
正しい判断ができる人」
と見られやすい時代が
ありました。

もちろん、
学歴や知識や能力は大切です。
努力の証でもあり、
その人の積み重ねでもあります。

ただ、
それだけで、
人のすべてがわかる
わけではありません。

どれほど知識があっても、
人への接し方に
課題がある人もいます。

反対に、
目立つ肩書がなくても、
周囲から
深く信頼される人もいます。

頭の良さと、
人としての温かさ。

知識の量と、
相手を思いやる力。

社会的な評価と、
一緒にいる人を安心させる力。

これらは、
似ているようで、
実はまったく別のもの
ではないでしょうか。

「重さ」と「長さ」を
同じものさしで
比べられないように、
人間の価値も、
ひとつの基準だけで
測ることはできません。

ところが私たちは、
つい見えやすいものに
引っ張られます。

肩書があるからすごい。
有名だから信頼できる。
数字が高いから優れている。
実績があるから間違いない。

もちろん、
それらは大切な判断材料です。

けれども、
それだけを見ていると、
その人の本質を
見誤ることがあります。

本当に見たいのは、
その人がどんな言葉を使うのか。

人に対して、
どんな態度を取るのか。

立場の弱い人に、
どんな接し方をするのか。

うまくいかないときに、
どんな行動をするのか。

そうした部分にこそ、
その人の「人間性」が
表れるように思います。

結婚も、
仕事も、
人間関係も同じかもしれません。

最初は、
外見や条件や肩書に
目が向きます。

しかし、
時間が経つほどに
大切になるのは、
日々の言葉づかい、
思いやり、
誠実さです。

一緒に過ごして
初めて見えてくるものが
あります。

近くにいるからこそ、
わかってしまうものがあります。

お米は、
「kg」を「合」に換算すれば、
だいたいの量がわかります。

けれども、
人間は
そう簡単には換算できません。

だからこそ、
私たちは人を見るときに、
ひとつのものさしだけに
頼らないことが
大切なのだと思います。

目に見える評価も大切にする。
同時に、
目に見えにくい人柄にも
目を向ける。

その両方を見ようとする姿勢が、
人を見誤らないための
大切な力に
なるのではないでしょうか。

あなたは人を見るとき、
どんな「ものさし」を
使っているでしょうか。

そして、
あなた自身は、
周りの人から
どんな「ものさし」で
見られているでしょうか。

そんなことを、
5kgのお米をきっかけに
考えた一日でした。

こういった考え方に
ご賛同いただける方は、
是非、以下もご確認ください。
https://ticket.tsuku2.jp/events-detail/12120942033390

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