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(新説)ウサギとカメの話

往来庵の菊地克仁です。

いつも私のメルマガをお読みいただき、
どうもありがとうございます。


今回は、
あなたもよくご存じの
「ウサギとカメのお話」ですが、
新説をご紹介します。


これは以前、
書き溜めてあった私のファイルの中に
あったものです。


昔どなたかから聞いたお話をもとに、
自分でまとめておいたものだと思いますが、
タイトルが(新説)「ウサギとカメ」
となっていました。


話の内容は、
まったく忘れていたのですが、
再度読んでみて面白かったので、
この機会に、
少し加筆して載せることにしました。



***(新説)ウサギとカメのおはなし***


昔々ある村で、
ウサギとカメが競争することになりました。


小高い丘の頂上めがけて、
「よーい、ドン」でスタートです。


ウサギは一目散で頂上に向かいました。
カメはゆっくり一歩づつ進んで行きます。

ウサギはあまりにカメが遅いので、
途中、
道の横で昼寝をすることにしました。


日向はポカポカして昼寝には最高です。
どれだけの時間昼寝をしたのでしょう。


やがてウサギは、
頂上から聞こえてくる大きな歓声で
目を覚ましました。


それはカメがゴールした歓声でした。


ウサギは油断したことで、
何とカメに負けてしまったのです。


翌日の村の新聞には、
Vサインしたカメの写真がデカデカと
載っています。


ウサギは悔しくて仕方がありません。


「カメさん、
 もう1回競争しませんか?」

ウサギはカメにお願いしました。


すると、
カメは笑顔でその挑戦を受け入れ、
いよいよ競争当日となりました。


今度は絶対に、
ウサギは負けるわけにはいきません。


スタートと同時に、
ウサギは全速力で頂上を目指しました。


今度はウサギの圧勝でした。

翌日の新聞には、
足を組んでVサインしているウサギが
写っていました。


でも写真の隅っこに、
負けた筈のカメも笑って、
Vサインをしているではありませんか。


記事には、
「カメは前回よりも早く登ったことで、
自己ベストが更新できた。」
とありました。


だから笑顔のVサインだったのです。

2回の競争とも、
ウサギはカメを相手に戦い、
カメは自分で決めた目標に向かって、
自分との戦いをしていたのです。



何日か経って、
今度はカメからウサギに
再挑戦の誘いがありました。


ウサギは喜んで、
その挑戦を受けることにしました。


でも、
コースはカメが決めたいと言うので、
ウサギは「いいよ!」と答えました。


カメの決めたコースは、
草むらを抜けた後、
池を渡って島に渡るものでした。


池の淵まで先に着いたウサギは、
水が怖くてそれ以上進めません。


そこにやっと、
カメが追いついてきました。

カメは、
「ウサギさん、
僕の背中に乗って!」
と言って、
ウサギを背中に乗せ、
池を一緒に渡ることにしました。


そして同時にゴールインしました。


翌日の新聞には、
カメとウサギが肩を組んで、
笑顔のⅤサインの写真が
載っていました。


おしまい


我々の社会には、
泳げないウサギを横目に、
ニヤニヤしながら、
ひとり悠々と池を渡っていくカメの
ような人がいます。


あるいは、
優しそうな顔をして、
ウサギに自分の背中に乗るよう声がけし、
池の真ん中まで運んでいって、
泳げないウサギを池に放り投げるカメ
のような人もいます。


一方、
カメに乗せてもらって、
池を渡り切ったところで、
「じゃ~ね~、どうもありがとね~!」
と手を振って、
カメの背中からぴょんと飛び降り、
カメより先にゴールインしようとする
ウサギのような人もいます。


こういう人たちは、
ものごとに勝つことだけを考えています。
他が見えなくなってしまっているのかも
しれません。


「勝つことだけ」にこだわって、
周りのみんなが、
その行動を見ていることを、
すっかり忘れてしまっているのかも
しれません。


でも、
私たちの世の中では、
残念ながら、
そういった人たちを、
たくさん見ることができます。


私も、
そういったことが自然にできる方々を、
いろいろな場面で数多く見てきました。


そんなことまでして勝ち取った「勝利」
の先に、
一体どんな「素晴らしい世界」が、
広がっていると言うのでしょうね?


おわり


今回も最後まで、
私のメルマガをお読みいただき、
どうもありがとうございました。


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