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時間って、本当に過去から現在、そして未来に流れているの?

㈱往来庵 潜在能力ナビゲーターの菊地克仁です。

いつもメルマガをお読みいただき、
どうもありがとうございます。

今回は「時間」について
触れてみることにしました。

字数が多くなりそうなので、
《前編》と《後編》に分けることにしました。

当たり前のことですが、
時間は誰にでも平等に与えらえています。

ここでこの時間ということを考えるとき、
多くの場合、
次のように考えることが多いようです。

時間は、

過去→現在→未来に向かって流れている

「過去の経験や今までに得てきた学びを
現在に活かし、
それが未来につながる」といった考え方です。

この考え方は、
世の中の大勢の方々が、
まったく疑いもせずに信じていることだと
思います。

「過去の積み重ねと経験が未来につながる」
という考え方で、
もう当たり前過ぎて、
信じていることすら意識することはないかも
しれません。

でも、逆に、時間は、

「未来→現在→過去に向かって流れている」

という考え方もあります。

「始まってもいない未来から時間が流れて来る
って、一体何言ってんの?」

と首をかしげる方もおいでになるでしょう。

今回の話題は、
ちょっと字数が多くなりそうなので、
《前編》と《後編》に分けてお伝えすることに
したいと思います。

《前編 Aさんの考え方》

時間は《過去→現在→未来》に向かって流れて
いると考える。。

「過去の積み重ねが現在を作る」という
発想です。

過去の経験や学びを
大切な経験の積み重ねとして、
現在にそして未来に向かって
如何に有効に活かしていくかが大切だ、
という考え方です。

多くの方々にとっては、
極めて常識的なものだと思います。

ちょうど、
過去の経験や自分に起きた出来事から
学んだことに背中を押されて、
未来に向かって進むイメージです。

経験量が多いほど自分の背中を押す力は
強くなります。
経験の質と量は、
自分の自信の強さに正比例していると思います。

でも、
この発想だと「未知の世界(未来)」に
足を踏み入れることには不安になることが
多いようです。

なぜなら、
まだ経験したことのない世界だからです。

過去の経験を活かすことができない未経験の
世界に対して、
どの方向を見据えて進めばいいのか
わからなくなり不安になります。

無理に進もうとして迷走してしまうことも
あるでしょう。

そうなる前に、
多くの方々は知恵を使います。
人生の先輩や経験者に聞くことを考えるのです。

先人の知恵や経験を間接的に
共有させてもらったり、
アドバイスをもらったりして
今すべきことに活かそうとするのです。

これは、
過去を振り返って過去に学ぼうとする姿勢です。

この方法は、
世の中が同じ状態、同じ変化のスピード、
同じ方向に動いている場合には、
非常に有効な方法だと言えるでしょう。

過去の経験則の延長線上に、
これからの確実な未来もあるからです。

反対に、
世の中が大きく変動したり、
変化のスピードが変わったり、
過去の価値観が変わってしまったときは、
この方法はほとんど使えなくなります。

今回のコロナウィルスの問題は、
こういったことを炙り出したと言えそうです。

さてここで、
「今までに得てきた過去の経験が
活かせなくなる」と聞いて、

「恐ろしい、不安だ、
どうしていいかわからない、
一体どうすればいいんだ?」

と感じる人もいれば、

「これはオモシロい世界になるかもしれない、
変革の時期だ!チャンスだ!」

と感じる人もいます。

あなたもテレビなどで、

「経験も実績もないのに、
よくこんなこと始めてみようなんて
思いましたね?不安はなかったんですか?」

といってマイクを差し出すインタビュアーの
姿を観たことがあると思います。

これは、別の言い方をすると、

「時間は過去から現在、
未来に向かって流れている」と信じている
インタビュアーが、

「時間は未来から現在、
過去に向かって流れている」と信じている人
にしたインタビューの質問なのです。

次回のテーマである
「時間は未来から現在に向かって流れている」
という常識と逆の考え方については、
このまま続けると字数が増えそう
(全部で合計4,000字を超えそう)なので、
改めて《後編》で触れていこうと思います。

この時間に対する「常識的でない逆の発想」は、
一部の方々を除いて、
ほとんどの方々は持っていない考え方
だと思います。

でも、
この逆の考え方を持っている方々は、
毎日をイキイキと、
そしてチャレンジ精神と共に、
自分らしい人生に笑顔で邁進しています。
年齢の割に若々しく見えることもあります。

彼らは、
時間の流れが多くの人と逆なので、
ライフスタイルも多くの人とは異なるのは
当然なのです。
《後編》で詳しく触れます。

ここで《前編》の最後に、
フランスの作家であり批評家でもあった
ポール・ブールジェの興味深い言葉があったので、
共有して《後編》に続けたいと思います。

『自分が考えた通りに生きなさい。
 さもなければ、
 自分が生きた通りに考えてしまう。』

次回《後編》では、
常識とは逆の「未来からの時間の流れ」
について触れます。

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