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なぜその言葉から、その人の意識レベルがわかるのか?(その1)

【話す「言葉」の違いは「意識」の違い】

往来庵 潜在能力召喚師の菊地克仁です。

これから3回に分けて、
何気なく使っている言葉と、
その人の意識との関係について
お伝えしていこうと思います。

簡単な言葉だけで、
心の奥底にある意識や、
何を考えているのかが、
わかるようになるって、
スゴイことだと思いませんか?

第1回目のテーマは・・・
【まず動いてから考える人】と
【まず考えてから動く人】は、
使う言葉が違う・・・です。


ここに、
社長と話しているAさんがいます。

Aさんは企業で働く中堅社員です。
社長によくこんな表現を使って話します。

「○○については、よく分析して、
 様子を見る必要があると思います。」

「○○をしなければならないと思います。」

「それは、絶対に○○すべきです!」

「本来、○○であるべきだと考えます。」

「それができたらいいと思っています。」

「是非やってみたいですよね!」

「それは、できるんじゃないですか?」

こうしたAさんの言葉を聞いて、
あなたはどんな印象を受けますか?

とても積極的な姿勢の持主だ、
と考えるかもしれません。

「Aさんは、
いろいろと思慮深く、
前向きな姿勢で取り組んでいて、
なかなかいいじゃないか・・・」

などとAさんを高く評価する方も
いるかもしれませんね。


では、ここで質問です。

Aさんがこの中で、
決して「口にしていない言葉」は
何だと思いますか?

Aさんは、
これだけいろいろ言っていますが、
「あること」を
一言も言っていません。

あなたは、
それが何だかお気づきになりますか?




それは、

「私がやります!」
とか、
「是非、私にやらせてください!」

とは一言もいっていない、
ということです。


Aさんは、
自分がリスクを負う可能性を
上手に回避しています。

一方で、
前向きな自分の姿勢だけは、
キチンとアピールしようとする考え
がうかがえます。

こういう姿勢の方、
あなたの周りにも
結構いるかもしれませんね。


自分の周りの状況や事態、
社長の意見や反応を見ながら、

思慮深く対応し、
じっくりと分析してから、
自分がリスクを負わないとわかったら、

その必要性に応じて
行動に移していこうとする
典型的な姿勢の持主です。

最終的には、
何ら自らは行動に移さないこともあります。


でも反対に、
もしかするとAさんは、
「本当に何かをすぐに行動したい」と
思っているかもしれません。

単にその気持ちを、
社長にストレートに伝えられないだけ、
という状況も十分に考えられます。

そこで、
このAさんの言葉が、
単なるリップサービスなのか、

本気の姿勢のあらわれなのかを
見極める質問があります。

これはAさんの
「本当の姿勢(本音)」を、
簡単に見破る質問です。


それは、




『ねえ、Aさん!
何が変われば(何がどうなれば)、
「私がやります!」って言えるの?』

社長から、
面と向かってこう問われたとき、

本当に自分でやる気があれば、

これ幸いと、
すぐに具体的なことについて、
Aさんは社長に提言したり、
返答してくるでしょう。

反対に、
社長に前向きな姿勢を
アピールすることしか
考えていなければ、

「え!?それは・・・」と言って
身体がこわばり、
言葉に詰まってしまうかもしれません。

下手なことを言うと、
社長に言質を取られて、
自分がリスクを負うハメになってしまう
からです。


これが、
何気ない言葉に潜む
「意識の差」です。


多くの社長が社員に期待していることは、
主体的・積極的に行動することです。

物知り顔で何かを語る評論家などは
必要としていません。

リスクを負わずに、
前向きな姿勢だけ
上手にアピールしておこう
という人は、

社長と、
意識レベルが全然違うことがわかります。


このように、
何気なく使われる言葉の
裏側にあるその人の意識(前提)を、
言葉から探り、
見極めていく方法をご紹介しています。

そして本人の意識レベルを知り、
新たな問いかけの言葉で、
本人の意識を、
望む方向に変えていくこともできます。

これは、
「本当の自分」を刺激して
「気づき」の起こる瞬間でもあります。


言葉の【前提】を知り、
隠れた部分を読み取るスキルについて、
引き続きお伝えしていきたいと思います。

このスキルは、
他人に対してばかりでなく、

あなた自身を知る
「セルフチェック」機能も
持っています。

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今回も、
最後までお読みいただき、
どうもありがとうございました。

次回は、
【自分の内なる基準で考える人】と
【他人や外部からの基準で考える人】
の使う言葉の違いについて、
触れていきたいと思います。

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