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「言ったもん負け」を生む病状(その1)「現状維持したい病」

往来庵の菊地克仁です。
いつも私のメルマガをお読みいただき、
どうもありがとうございます。


以前お送りしたメルマガ
『「言ったもん負け」の
社会って、
一体何なんですか?』
でも触れましたが、


大きな組織ほど、
様々な「企業病」に、
犯されてしまっているようです。


今後不定期になりますが、
何回かに分けて
そんな病を
いくつかご紹介したいと思います。


その病の
予防のための「ワクチン」と、
「特効薬」の役割を果たす
「考え方」や
「言葉の使い方」についても
ご紹介したいと思います。


(その1)【現状維持したい病】

《症状》


「今のままでもいいじゃないか!」
「今までと違うことを始めると、
いろいろと予想外のことが
起こって大変になるだけだぞ!」


というアドバイスのような意見を、

組織の中にいると、
あなたもよく耳にすることが
あると思います。


まさに
「現状をそのまま維持したい人」
の口から出る言葉です。


多くの方々の
深いところにある意識は、
基本的な姿勢として、

「新たな変化を求めていない」

のです。


本能的に、
「今までと変わったことや、
新しいことは避けたい」
と考える傾向が強いと
考えられています。


心理学でいう
「恒常性維持機能(ホメオスタシス)
です。


この言葉は、
今までに、
あなたも耳にしたことが
あるかもしれませんね。


これは、
ヒトが自然界の中で
生き延びてきた過程で、

深いところにある意識の中に
刷り込まれてきた知恵のひとつ
だと考えられています。


例えば、
以下のような状況を考えてみます。


今から1万年以上の前の地球です。


当時のヒトの寿命は
せいぜい30年だったとしましょう。

(私は人類学者ではないので、
詳しいことはわからないので、
例えば…
ということで考えてください。)


ある土地で生まれ、
その地で20年間生き延びた男が
いたとします。


もし彼が、
「村の仲間たちと船を作って
大海原に出てみよう!」
などと考えて、


実際にその行動を始めたら、

すぐに大波にのまれて遭難し、
20年の寿命を終えることに
なるかもしれません。


でも、
そんな冒険をせずに、
今まで生まれ育った同じ土地に
とどまって生活していれば、


少なくとも、
あと10年を生きながらえ、
平均寿命をまっとうする可能性が
高いと言えます。


さらに、
その残りの10年間で、
子孫をもっと増やすことで、
種の保存に寄与するかも
しれません。


これがまさに、
「余程のことさえなければ、
今のままでいいじゃないか!
とか、


「新たな変化は望まない」

「新しいことは、
ひとまず今はやめておこう!」

という発想の根底にあるものです。


基本的に、
深いところにある意識にとって
「環境の変化は恐ろしいこと」
なのです。


だから自然と避けたくなります。

 

今の時代でも、
新しいことや変革を
求めて、
行動している人はいますが、
それは一部に限られています。


でも皮肉なことですが、
こうした新たなことや、
変革を求めて行動する人たちが、


次に来る新しい時代を
切り開いていることも
事実だと思います。


そのとき、
恒常性維機能を
無意識のうちに大切にしている方々は、


「烏合の衆」となって、
新しい改革に漠然と反対したり、


あるいは、
批判的な姿勢で、
口だけ出してくる評論家のような
存在となります。


日本に限らず、
世界中どこでもそうですが、
新たな改革を推進した人の銅像は
ありますが、


改革に反対した人の銅像を
見ることはありません。


 

変化する時代の中で、
新たな変革が始まる
黎明期から途中までは、

少数意見が生まれ、


賛同者が4割を超えた辺りから、
多数決の原理が加速し始め、


いつの間にか、
みんなが「そうだそうだ!」と
賛成の声を
上げるようになります。


ここまでお読みいただいて
わかるように、


「現状のままで、
特に危険な状態ではない
(と思い込んでいる人)」
にとっては、


自分の身の周りの環境変化ほど
恐ろしいものはありません。


第一そういった方々は、
その新たな変化の必要性すら、
認めようとはしないでしょう。


だから新たな変化には必ず反対します。


変化しなかったことによる
リスクやマイナス面を
考えようとすることも、
ほとんどありません。


「今まで通り変わらない現状」
を維持することが、


最も安全で安心なことだと
信じ込んでいるのでしょう。


自分にとっては当たり前過ぎて、
「そういったことを信じ込んでいる」
といった意識も
ぜんぜんないかもしれません。


実は、
こういった深いところにある意識に
知らず知らず
操作されてしまう思考は
誰にでもあります。

 


そこで、
そういった方々によく効く
ワクチン(特効薬)のご紹介です。


《ワクチン(特効薬)》


「いつも通りでいいじゃないか」
と思うときに、


「こうした現状変化に対して
ブレーキをかける仕組みと特性が、


そもそも、
我々の深い意識の中には

あるんだ!」
と知るだけで、


今までとは少し違う選択肢が
見つけやすくなると思います。


「ああこの人は、
この仕組み通りの行動を
しているな!」


と周囲にもわかるようになります。


そう考える習慣がついてくると、
今まで、
信じ込んで固執してきた固定概念が、
いつの間にか消えてしまうことも
あるでしょう。


こうした「深いところにある意識」
の存在を知り、


敢えて意識的に改革することが、

やがて「現状維持したい病」を
自らやめることに
つながっていく手掛かりとなります。


組織は個人の集まりです。


個々人の考え方が変われば、
組織活動も変わるでしょう。


つい夢中になって書いてしまい、
またもや2千字を超えてしまいました。


最後までお読みいただき、
どうもありがとうございました。


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