鉄八−TEPPACHI−

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

私が鉄八の焼き場に立つのはあと63日・・・。鉄八南雲です。

こんにちは、鉄八南雲です。

ご存知の方も多いかもしれませんが、
「鉄八」という店の名前は、
鉄八奥さんのお母さま、鉄代さんと、
お父さま、八郎さんからとってます。

1976年に開業した「やきとり鉄八」は
実に、37年間続きました。
八郎さんは88歳まで、
やきとりを焼いていたんです。

その八郎さんは、2018年に亡くなりました。

私が札幌に来たのは、お店をやめてからなので、
八郎さんと一緒に焼き台に立ったことは
一度もありませんでした。


鉄代さんは、店の2階で
今も私たちと一緒に住んでいます。

私たちがお店を始めた数年間、
やきとりの串刺しは
鉄代さんがやってくれました。

営業中に足りなくなると、2階に上がって、
「お義母さん、あと10本刺して!」
と頼みにいったものでした。


元気だった鉄代さんも寄る年波には勝てず、
今では、自分の身の回りのことも
難儀するようになってしまいました。
なので、日中は鉄八奥さんが、
ほぼ、つきっきりで看ています。

昼はお義母さんの介護で、
夜はお店で走り回って(走れてないですが)と、
かなり過酷な日常になってしまいました。

これ以上は、鉄八奥さんの身体が
持たなくなってしまいそうです。


私はお店が大好きです。
焼き場で焼いているのは楽しいです。
(今年の夏は暑すぎて、ツラかったけど・・)
皆さまのお顔を見ていると、とても幸せになります。

このままずっとやっていたいという気持ちはあります。

でも、この店は鉄八奥さんと2人で始めました。
店のことで言い合いもたくさんしたけれど、
やるのなら、2人で一緒にやっていたいんです。

なので、それができなくなる時は、
私も焼き場を離れる時、と思ってきました。



お客さまからしょっちゅうきかれます。
「息子さんですか?」

昨年3月に、奇跡のような出会いで、
リキくんが鉄八に来てくれました。

私の、食材や生産者さんへの想いを
そのまま受け継ぎながら、
もっともっと美味しくしてくれます。


私が飲食の世界に入ったのは、
大好きな北海道で、美味しい食材の
生産者さんとの出会いを求めて、でした。
そして、それをお店で提供することで、
広く伝えたいという想いでした。

この10年間で、たくさんの出会いを頂戴しました。

そして、皆さまが、
私の拙いメールにもお付き合いいただき、
少しは伝えることもできるようになったかな、
と思っています。



これからは、生産者さんや食材を、
「お店で提供することで伝える」のは、
リキくんに任せます。


私は言葉の力で伝えることを
もっとやっていきたいと思っています。

そのための勉強も始めました。

そして、新しい出会いを求めて
もっともっと動き回ります。

伝えるためのプラットフォーム
「ツクツク!!!」とも出会いました。

このプラットフォームを大いに活用することで
私のやりたいことも実現できそうです。


私のこれからのこと、
「ツクツク!!!」のこと、
別の機会に改めてお話しますね。



長くなりました。


そう、

12月いっぱいで、私と鉄八奥さんは
お店から離れることにしました。

来年1月からは、リキくんが
新しい体制でお店をスタートさせます。


カレンダーを数えたら、あと63日でした。
(あっ、サザンオールスターズの札幌ライブが
年内にあったら、1日少なくなります・・・)


残り一日一日を大切に、
この幸せを味わいながら、
焼き場の前に立っています。



お会いできるのを楽しみにしております。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
円山炭馳走鉄八
〒064-0820
札幌市中央区大通西24丁目1-16
【発行者】南雲 徹
【連絡先】t_nagumo@teppachi.jp
【HP】http://www.teppachi.jp/
【FB】https://www.facebook.com/nagumo.toru

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する