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鉄八で自然派ワインを飲めますか?鉄八南雲です。

こんにちは、鉄八南雲です。

「ナチュラルワイン置いてますか?」
「自然派ワインはどれですか?」

最近、きかれることが増えてきました。


かつて、自然派(ナチュラル)ワインが
好きじゃなかった時期がありました。
なぜなら、美味しくないということが
多かったからです。

今は、むしろ好んで飲んでいますし、
店でもできるだけ置くようにしています。



実は、「自然派ワイン」の定義は決まっていません。

私が大好きなニュージーランド
小山浩平さんのワインは、
まさに「自然派ワイン」です。

でも、特に「自然派ワイン」を謳っていません。

小山さんは、ブドウの栽培から醸造までを
一貫して自身で管理する栽培醸造家です。
自社畑全てを、究極ともいえる自然農法、
バイオダイナミック農法(ビオディナミ)を
実践しています。

初めて口にしたとき、「ピュア」な味わいに驚きました。


食材と同じように、ワインも造り手のことを知ると、
味わいがまるで変ってきます。

そんな造り手が見えるワインを教えてくれるので、
札幌ワインマーケットさんが好きです。

オーナー中野さんと「自然派ワイン」の話をしていたら、
ある記事のコピーを渡されました。

「シグナチャー~日本を世界の銘醸地に~」
という映画のモデルにもなった、
醸造家 安蔵(あんぞう)光弘さんの
インタビュー記事です。

テーマは「日本の自然派ワインの現状を
どう分析していますか?」


興味深いことがたくさん書かれていました。


「日本市場なら失敗した臭いワインでも
自然派と言えば売れる」と
海外からみなされているって知ってました?

安蔵さん曰く
「いいワインを造る自然派はたくさんいるんです。
問題なのは『自然派を言い訳にした欠陥ワイン』の
存在なんです。」

「欠陥ワインなのに『自然派』を盾に、
それが個性だと主張しているワインが多い」


私が好きじゃなかったのは、
「欠陥ワイン」だったんだ・・・・。


フランス五大白ワインの一つを造る
ビオディナミ農法の第一人者ニコラ・ジョリーの
説明も面白いです。

「自分のワイナリーまで来て飲んでくれるなら、
無添加のワインを出すよ。
でも自分の蔵を出た後は、どんなふうに
扱われるかわからない。
なのに、劣化するかもしれない状態で
瓶詰めして出すなんて、お客さまに
失礼だよ。」

ニコラ・ジョリーが亜硫酸(酸化防止剤)を
なぜ使うかという説明です。

「瓶詰めしたときに美味しかった、でも
その先に責任を持たないというのは、
生産者の自己満足だ」
と、安蔵さんは言うのです。


お店での品質管理を徹底しているのも、
中野さんのところが好きな理由の一つです。


今週、概念を変えてくれるかも
というワインを仕入れました。

お店にあるPOPが秀逸です。


「未だにドイツワインは甘口だと思っている貴方」
「臭いワインが自然派ワインだと勘違いしている貴方」
(はーい。ちょっと前の私です。)
そんな貴方にぜひ飲んでいただきたい

「現在進行形ドイツを象徴するワイン」
『ハーゼン シュプルング リースリング』

亜硫酸(酸化防止剤)無添加ながら
洗練された美しいワインです。


今週だけ、グラスワインでお出しします。

「自然派ワイン」好きな方にも、そうでない方にも、
ぜひ試してもらいたいです。



そして、今や希少になってしまった
牛タンが久しぶりに入ります。

愛媛今治の飲食店仲間、
「やきにく神戸」曾川さんに
お願いしました。

店でも大人気メニュー、
曽川さんお墨付きの牛タンです!

今週から鉄八でもメニューに入ります!



お会いできるのを楽しみにしております。

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円山炭馳走鉄八
〒064-0820
札幌市中央区大通西24丁目1-16
【発行者】南雲 徹
【連絡先】t_nagumo@teppachi.jp
【HP】http://www.teppachi.jp/
【FB】https://www.facebook.com/nagumo.toru

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