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十勝の牧場オーナーさんが我がままきいてくれました!鉄八南雲です。
こんにちは、鉄八南雲です。
北海道十勝の共進会で、17連覇している
ブランド牛があります。
「畜産王国」九州の食肉卸業者さんが
惚れ込んで、牧場全頭買いしている牛です。
なので、一般には全く出回りません。
お父さんが和牛、お母さんがホルスタイン、
のF1(エフワン)牛と呼ばれる牛です。
スーパーでは「国産牛」「道産牛」とか
表記されていますね。
でも、この牛は和牛に負けない、
力強い味わいで、ホント美味しいんです。
全頭買いはもちろん、一頭買いもムリなのに、
とにかくお会いしてみたいと、
牧場オーナー佐藤さんを訪ねたのが
3年前の10月でした。
「なんでこんな美味しい肉ができるのですか?」
きっと秘密がある、そんな答えを期待してました。
「なんかみんなそういうんだけど、
わしにはわかんないだよな。」
「牛って『経済動物』だべ。
だから、少しでも早く大きくなってもらって、
少しでも早く市場に出したいって思うだろ。
でも、牛のお蔭でこっちは飯が食えて、
牛も人間のお蔭で美味しい餌が食べられる、
っていう関係であるべきだと思うんだ。
だから、餌はいいのをあげてる。
高いけどな。」
その後も、
牛に対する愛情溢れる話が続きます。
こんなことがあったそうです。
高齢な女性からの電話で、
「大阪で食べた牛が美味しくて、
これが本物の牛だって。
きいたら、佐藤さんの牧場の牛だというので、
電話したんです。
ぜひ私にも売ってほしい。」
実は、その方は、九州で何店舗も
高級料理店を経営している女性だったそうです。
そんなお話をさせてもらって以来、
十勝を訪ねたり、お店に来ていただいたりと、
お付き合いを続けさせてもらっています。
そして、先月、「佐藤さんのお肉をお店で出したい!」
って、おねだりをしました。
「今はないけど、ちょっと待って」
すると、すると、・・・・
「肉送れるけど、どこがいい?」
えっ、どの部位でもいいですか?????
だったら、「サーロイン、ヒレ、イチボ・・・」
思いきり、我がまま言ってみました。
届きました!!!!
我がままの最初は、サーロインです。
英国キング・ジェイムス一世が、
あまりの美味しさに、卿(サー)という
称号を与えたという部位です。
和牛のサーロインは
サシのジューシーが魅力です。
でも、私の胃には、もうムリ。
ところが、佐藤さんのサーロインは違います。
柔らかさと肉の旨味が絶妙なんです。
私でも1枚ペロリです。
80~100グラムのカットで、
しっかり味わっていただけるようにしました。
ところで、仕入れ値は??
佐藤さんに尋ねたら、
「自分の牛のことは、わからないんだ。
幾らにするか、会ったときに決めよう」って。
なんておおらかでしょう!
来週月曜から十勝へ行って、
佐藤さんにお会いしてきます。
今週は、仕入れ値決まってないので、
「このくらいだったら嬉しいな」
という値段でお出ししています。
仕入れ値決まったら、
来週から、値段上がっちゃうかも?
根室漁師の本間さんから
殻付ホタテが昨日届きました。
暑さが和らいできたからか、
今回、とっても上物です。
身厚で大きい!
前から後ろからの熱さに耐える
リキくんの揚げ物は、
「花咲ガニとトウモロコシのクリームコロッケ」
に加えて、「真たちの天ぷら」も
加わってます。
では、
お会いできるのを楽しみにしております。
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円山炭馳走鉄八
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