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PTA活動の低下
皆様 お元気ですか 元校長で
社会福祉士のノブちゃんです。
先日,校区主催の社会学級
の講座で,地元の小学校校長
の講話がありました。その中
で,数年前からPTAへの加入
は,これまでのほぼ全員加入
から,任意団体と言うことで,
加入率約33%とのことです。
そこでの活動はやりたい人が
「何何をしたい」と会員に呼
びかける方法となっており,
以前あった,バザー,リサイ
クル活動,学校との懇親会も
なく,親が学校の現状を知り,
意見を言う場もないようです。
噂によると,近隣の小・中学
校でもPTA活動は低下してい
るようです。
私たちが現職の頃PTAは,
車の両輪の一つで,学校と
PTAが一体となって子供たち
のためにと活動していまし
た。バザー,リサイクル活動,
あいさつ運動,夏のプール開
放時の見守り,諸行事のお手
伝い等々。当時も一番のネッ
クは役員選定でした。しかし,
PTA活動は,保護者同士の交
流,様々な情報収集,地域と
のつながり等,保護者も活動
する中で成長していくことが
できると考え活動していまし
た。ところが,ネットによる
と,現在約7割が共働きであ
り,活動に参加するために,
有給を取らないといけない等
時間的な制約,そして役員に
なると会議等による負担増,
また,意見の違いによる人間
関係のストレス等様々な課題
が挙げられ,PTAの廃止や活
動の低下をきたしているよう
です。
このPTA活動を活性化する
には,保護者の働き方や価値
観の変化に対応して,より柔
軟で効率的な運営が求められ
ているようです。この活動は,
保護者と教師が子供たちの健
全育成のために,話し合い,
考え,学ぶ場と認識し,「で
きる人が,できる時に,でき
る事を」という活動に戻し
て,内容の見直し,負担軽
減,情報公開,地域との連
携,デジタル技術の活用等
を行う必要があるようです。
そして,「学校」「家庭」
「地域」の連携を強化し,
私たちは「地域」から,学
校教育を応援して必要性を
強く感じました。