おはようございます　社会福祉士の
ノブちゃんです

６月２０日は父の日でした。私の
父は５５歳で国鉄（日本国有鉄道：
現JR九州）を定年退職して民間会
社へ入り，翌年１月に急性心筋梗
塞で亡くなりました。もう半世紀
前のことです。

父のことで心に残っていることを
思い出してみると，旧制鹿児島一
中（現鶴丸高校）を卒業し，国鉄
に入ったこと，持病で気管支ぜん
そくがあり，発作が出たときは吸
入器で呼吸を整えていたこと。小
学校時代，野球観戦に鴨池球場へ
行ったこと，垂水の海潟でキャン
プをしたこと，朝４時頃発作が起
こり，近くの病院へ先生を迎えに
いったとき路上で警察官に不審尋
問を受けたこと。戦時中海軍にい
たので，手旗信号（イ，ロ，ハ）
を教えてもらったこと，中学・高
校時代はほとんど思い出がなく，
大学生時代，紫原近くの坂の上に
家を借りていた時，父がゼーゼー
言い，休み休み坂道を歩いている
時の姿，勤務先だった大口市へ行
き一緒に昼食を取ったこと，パチ
ンコが好きで迎えにいったこと，
新聞に詩を投稿し，入選した作品
を切り取り何冊もスクラップにし
ていることなどがあげられます。
私はこのスクラップを元に，作品
を製本しようと思いながら未だに
実現していません。

「孝行したい時分に親はなし」と
言いますが，私が教員となり，結
婚し，長男が２歳頃旅立ちました。
父親に孫を抱いてもらうことがで
きたのがせめてもの救いでした。
国鉄では主に旅客畑を歩き，鹿児
島駅改札主任，最後は川内駅旅客
関係の長？でした。退職前によく
言っていたのは「そのうち鉄道は
潰れる」でした。何がそう思わせ
たのかわかりませんが，１９８７
年（昭和６２年）国鉄は民営化さ
れました。亡くなった日，敷き布
団の下にはズボンが敷いてありま
した。