皆様　お元気ですか　元校長で
社会福祉士のノブちゃんです。

　先日，ある社会福祉法人の
指導監査がありました。指導

監査とは，厚生労働省による
と「社会福祉法人に対する指
導監査は，法人の自主性及び

自立性を尊重し，法令又は通
知等に定められた法人として

遵守すべき事項について運営
実態の確認を行うことによっ
て，適正な法人運営と社会福

祉事業の健全な経営の確保を
図ることを目的としていま

す。」とあり，県や市が指導
監査をします。私はこの法

人の監事をしており，会計
担当の税理士さんと二人
で鹿児島市の指導監査に

立ち会いました。課長以下
4名が来て，会計や運営面

について分担し，書類確認
や見学をしました。私たち
はじっと監査の様子を見て

おり，時折質問もあり，約
4時間対応しました。

　指導監査の流れは，
①自己紹介と当日の流れの
説明，②事業所内の見学

（この時購入品，消火器の
点検日等の確認），③会議

室で資料の確認，④市職員
による指導内容のすり合わ
せ，⑤講評となっています。

事業所内の見学には，私も
同席しました。この指導監

査は特に問題がなければ3
年に1回のようです。私も
以前ある社会福祉法人の施

設長をしており，その際，
何度か指導監査を受けた経

験があります。指導監査に
当たっては，前もって資料
（約50ページ）を提出する

必要があります。この資料
作成が大変です。定款に始

まり,各規約,会計書類，職
員関係書類，指導記録,自
動車運転記録等様々な書

類を点検しなければなりま
せん。この資料を市に期日

までに提出しなくてはなり
ませんが，これに間に合わ
せるのが大変でした。指導

監査が終わるとその場で講
評があり,その後，約1ヶ月

して市から文書で指導監査
の結果報告があります。そ
れが，「適切に運営してい

る」であればいいですが，
「口頭指摘，文書指摘」が

あると，それにどう対応し
たかの関係資料を付けて提
出しなければなりません。

　監事は，毎年5月ごろ法
人の監査をします。その際，

市や県の指導監査で指摘事
項等はなかったかを確認し
て，監査に入ります。県や

市の指導監査はその後です。