皆様　お元気ですか　元校長で
　　　社会福祉士のノブちゃんです

　この言葉は，スマホのネット
記事にあった表題です。早速，

原本をネットで取り寄せ，読ん
でみました。この本は「大人を
解放する30歳からの心理学　キ

ム・ヘナム著　渡辺麻土香訳　
CCCメディアハウス 2024,6,15

刊」です。著書の最後６章の中
に，ネット記事のことが書いて

ありました。

　本の中には，表題にある言葉
はなく，以下の二つの事例を元
に，この表題が付いたようです。

一つ目はアメリカのハーバード
大学教授による研究で，地元の

新聞に70代後半から80代初めの
男性を募集し，集まった方々に，
心の時計を20年前1959年と同じ

環境にし，当時の映画ベンハー
等を見たり，時事問題で討論し

たりして1週間過ごした場合，人
の体にどのような変化があるか
を調べるものでした。結果は，

被験者全員が若返ったのでした。
同じ70歳でも自分の身体年齢を

意識しないで，昨日より今日と
少しずつ成長する自分，自発的
で能動的な生活が送れるように

することは，人間にとって大変
重要な人生の原動力となるとい

うことでした。
もう一つは，筆者が同僚と行っ
た実験で，老人たちを二つのグ

ループに分け，一つのグループ
は，映画を見るか否か，いつ見

るか，植木の置き場所，水やり
等いろいろなことを自分で決め
てもらう。もう一つは，いつも

のとおり老人ホームの生活を
送ってもらった。実験を始めて
1年半がたち，両グループに大

きな違いが見られた。自分で
決めるグループは，より元気

であり，活動的で，頭の働き
もしっかりしており，このグ
ループから出た死亡者は，別

のグループの半分にも満たな
かったということです。

　これらの研究から，年齢を
意識しないで，能動的で，自
分の人生を自分で決めると，

幸せになれるだけでなく健康
になれる。自ら選択し決定す

ることが増えるほど，人生の
幸福感や達成感，自尊感情は
高まること等が書いてありま

した。ちなみに，私自身，あ
まり年齢（78歳）を意識しな

いで生活している気がします。