皆様　お元気ですか　元校長で
　　　社会福祉士のノブちゃんです

　4月に入り，山を切り開いた団地
から小学校へ通学している保護者の
方から，団地入り口の約100mの両

サイドは，人家がなく，樹木が生い
茂り，薄暗く，不審者も出るので，

この両脇にある樹木の伐採ができな
いかと，私に相談がありました。現
場を見ると，道路の両脇に，木の枝

が道路を覆うように生い茂り，昼間
でも薄暗く，大人でも一人で歩くの

は躊躇するようなところでした。こ
の場所は，道路を境に一方は民間会
社所有の山で，一方は市が管理して

いる山と聞いていたので，それぞれ
の団体にある人を介して，伐採のお

願いをしました。

　市の方は，現場を見て検討するこ
とになり，先日，市の関係者が現場
に集まり，可能な限り道路上に出た

樹木の剪定をすることになりまし
た。なお，大きな樹木については，

予算を組む必要があるとのことでし
た。民間会社の方は，保安林なの
で，県に申請し，県が現場を見て，

許可が下り次第，伐採するとのこと
でした。そのとき「保安林」という

言葉を初めて知りました。そこで，
保安林について調べてみると，林野
庁の資料では，「保安林とは，水源

の涵養，土砂の崩壊その他の災害の
防備，生活環境の保全・形成等、特

定の公益目的を達成するため、農林
水産大臣又は都道府県知事によって
指定される森林です。保安林では、

それぞれの目的に沿った森林の機能
を確保するため、立木の伐採や土地

の形質の変更等が規制されます。」
とありました。この会社は，昔の殿

様の土地を管理しており，保安林の
中に，殿様関係の代々の墓がありま
す。

　こんなにも早く，防犯のため，関
係者の方々で伐採に取り組くむこと

になりました。このことを関係する
保護者の方々へお伝えすると，大変
喜んでいました。