皆様　お元気ですか　元校長で
　　　社会福祉士のノブちゃんです

　今月１４日で私は、満７８歳にな
ります。私の家では，誕生祝いを家

族で外食することが多いです。また，
他県にいる子供たちからのメール等
もあります。このように誕生祝いを

家族行事として行いだしたのは，大
正期だそうで，一般家庭では戦後だ

そうです。「わたしたちにとって誕
生日とは何か」（川浦康至）

　広辞苑で誕生日をみると，「生ま
れた当日，また，誕生の記念日」と
あります。年に１回来る誕生日その

迎え方は，人それぞれだと思いま
す。先日，一人住まいの近所の方が

誕生日だと聞き，私の家でケーキを
用意し，ささやかなお祝いをしまし
た。この方は久しぶりに誕生日祝い

をしたと喜んでいました。

　ところで，今でも「数えでいくつ」
と数え年でいう人がいますが，戦前
までは，年をとる日は誕生日ではな

く，数え年で年をかぞえていました。
生まれた年が１歳で正月が来るごと
に１歳ずつ年をとるので，出生年さ

えわかれば，年齢が算出できるので，
当時数え年がわかりやすいと使われ

ていたそうです。これを満年齢に改
める法律が明治３５年（1902年）
「年齢計算ニ関スル法律」が施行さ

れたにもかかわらず，社会慣習とし
て使われ続けたので，昭和２５年

（1950年）に「年齢のとなえ方に関
する法律」が施行され，行政機関で
満年齢の使用が義務づけられ，これ

まで数え年で行われてきた，七五三
や年祝などの行事も満年齢で行われ

るようになりました。ただし，厄年
に関するものは数え年を基準にして
いるそうです。

　年をとると，誕生日は来てほしく
ないと思い，気分的に乗らない気が

しますが，鎌田實氏は，著書「ピン
ピンひらり」の「人は気から老いて
いく？」の項で，見た目の若さは，

ダテじゃない，実際の年齢より見た
目が若い人のほうが，健康で長寿だ，

年齢のサバを読んだり，服装や振る
舞いを若々しくすることも，健康に
とっても意味がある。と述べていま

す。誕生日を迎え，年より若く見え
るよう努めたいです。