皆様　お元気ですか　元校長で
　　　社会福祉士のノブちゃんです

　３月５日・６日は，公立高校の入
学試験でした。私も中学受験，大学

受験と試験を幾つも受けてきました
が，この時のことが，一番「苦い思
い出」として心に刻まれています。

今から６２年前，私も鹿児島市で県
立高校を受験しました。当時合格者

は新聞発表があり，私の名前は載っ
ていませんでした。

　父は旧制一中（現：鶴丸高）を
卒業しており，自慢はしませんで
したが，同級生が各地で活躍して

いることをよく話していました。
父自身もっと上級学校へ行けたら

という思いがあったような気がし
ました。父が出た学校ではなかっ
たですが，期待に添えなかったこ

と，自分の思い上がりがあったこ
と，同級生から聞こえてくる声な

どで涙が止まらず，発表の日は押
し入れの中に入り，閉じこもって
いたことを思い出します。滑り止

めで受け，合格していた私立高校
へ入学しました。ここに１年だけ
おり，父が宮崎市へ転勤になり，

宮崎市内の県立高校普通科二年の
編入試験を受け合格し，そこを卒
業したのでした。

　その後，いろいろと試験を受け
ました。高校時に，国家公務員初

級（一般職）合格，大学は当時の
一期校（宮崎大）は落ち，二期校
の鹿大に合格，教員採用試験は２

か所受け，どちらも合格しました
が，鹿児島で就職。教員時代に教

職大学院の入試，管理職試験を二
度受験，教職を３８年勤め，退職
後，福祉施設に１０年ほど勤務，

その経験を生かし，社会福祉士の
国家試験を６回受けて合格しまし
た。

　中学卒業時，同級生からいろい
ろ言われた悔しい思い等がバネと
なり，負けたまるか「今てに見て

いろ」という思いを胸に抱き，
チャレンジ的な生き方をするよ
うになったようです。