皆様　お元気ですか　元校長で
　　　社会福祉士のノブちゃんです

　鹿児島県では「みんなの森づくり
県民税」として，個人の場合，
年５００円納めています。

　これは，平成１７年４月から「森
林環境税」が，令和２年４月１日よ
りこの名に変更されたものです。
　その目的を県の資料から引用する
と「森林は，水源の涵養や災害の防
止，地球温暖化防止などの様々な公
益的な機能を有しています。みんな
の森づくり県民税は，これらの森林
の公益的機能を発揮させるための健
全な森林づくりや県民の皆様が森林
にふれあう機会の提供，森林・林業
の学習・体験活動などに活用される
税です。」とあります。

　11月18日（土），薩摩川内市市比
野の旧藤本小跡体育館で開会式があ
り，その後，山林で植樹が行われた
「2023　九州森林（もり）の日　植
樹祭」はこの税を使ったイベントの
一つのようです。参加者は，地元の
企業，緑の少年団，森林ボランティ
アなど約２５０名ほどでした。私た
ちのグループ８名もこの開会式に参
加後，バスで，市比野の標高３００
ｍほどの伐採されたぬかるんだ傾斜
地へ行き，足を踏ん張りながら杉の
苗一人１０本程度植えました。

　体育館内の展示物に税の活用につ
いて，①森林（もり）とのふれあい
推進事業　②森林環境教育推進事業
③多様な主体による森林（もり）づ
くり推進事業　④木とふれあう環境
づくりの推進事業と４つありました。

　この中で，鹿児島県は森林面積が
県土の６５％，約５９万haで九州第
１位なので「木育（木の良さや利用
の意義を学ぶ）」の推進に力を入れ
ており，木育インストラクター養成
やかごもく（かごもくテキスト，木
育紙芝居，木製おもちゃ）を整備し，
幼稚園等へ貸し出しています。

　私は，これまで森林ボランティア
として様々な活動に参加してきまし
たが，その根拠は，この税にあった
ことを改めて知ったのでした。