元校長社会福祉士上村伸雄|うっのまいサロン

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学校が廃校で思い出したこと

皆様 お元気ですか 社会福祉士の
ノブちゃんです

 先週「学校が廃校」を書きまし
たが,初任地で大変なことがあっ
たことを思い出しました。当時も
う一人離島から異動の教員がおり,
この人が着任しないので,警察に
捜索願が出され,○○市内で発見
保護されました。その後着任しま
したが,精神的な病気(アルコー
ル依存)があり,病院へも通院中
で,2・3日で退職しました。退
職後,学校へこの人宛に病院から
薬入りの封筒がきて,職員室の棚
に置いたままになっていました。
ところが,それが,いつの間にか
ちり箱の中に捨てられていました。
それから大変なことが起こりました。
 5年担任の私が,その日の午後,
授業を始めていると,二人の子の
様子がおかしいのです。一人が突
然意識を失い,もう一人はフラフ
ラしていたのです。私はビックリ
し,意識のない子を背負い,もう
一人の子の手を引いて職員室へ走
り,教頭に事情を言い,医院へ行
きました。意識のない子は入院で
した。
 その後,調べたところ,塵焼き
場(当時:学校でゴミを焼いてい
た。)にあったちり箱から出てき
た封筒内の薬を飲んだようでした。
子供たちに聞くと,包装がとても
きれいでお菓子のようで,なめる
と甘かったので食べたと,その場
にいた数名が食べたようでした。
私は,昼食後,小トイレの床に薬
の空袋が落ちているのを見たので,
どうしたのかなとは思っていました。
 結果的には,一人入院し翌日退
院,他は特に異常はありませんで
した。薬は睡眠薬だったようです。
その後,職員会議で「個人宛封筒
は,すぐに本人へ」,「何か異変
に気づいたら,状況に応じて情報
交換をする」こと等の反省をした
のでした。その後,他県で薬の放
置で起きた事故に関する記事が新
聞に載り,ゾッとしたことがあり
ました。

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