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メールマガジン バックナンバー
他人の文章を読む効用
こんばんは。
最近、縁起のいい虫に出会う私。
新居の玄関にカマキリがお出迎え。
テントウムシが車の窓に留まってる・・・。
吉兆の前兆!とワクワクしています。
国語の授業では、
「勝手な解釈はしないで~!君の主観は聞いていない!」
と指導する私ですが、
ライベートでは自分に都合よく幸せな解釈をする私です。
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先日、高校生の小論文授業で
「とある学生の文章」
を教材として見せ、
気づいた点を述べてもらう練習をしました。
これは、文章を客観的に見るための
非常に重要な訓練です。
なぜなら、自分が書く時、
人は盲目になるからです。
特に「あれもこれも書きたい!」
という思考の欲求が湧き上がっている時ほど、
一文が異常に長くなったり、
文と文の接続がおろそかになったり、
論理が矛盾したりすることが起こりがちです。
書き手は自分の思考の流れを追っているため、
それらの「違和感」に気づくことができません。
しかし、ひとたび他人の文章として読んだ瞬間に
「この一文は長すぎる」
「この段落はつながっていない」
といった問題点が、明確にはっきりと
明確に見えてくるのです。
この「他人のフリ見て我がフリ直せ」の姿勢こそが、
文章力向上の秘訣なのです。
他者の文章を批判的に読む経験は、
そのまま自分の文章を
客観的にチェックする力へとつながります。
文章力を鍛えるには
単に書く量を増やすだけでなく、
「読む視点」を鍛え、
冷静に自分の文章を監視する
「もう一人の自分」を育てることなのです。