作文110番

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他人の文章を読む効用

こんばんは。

最近、縁起のいい虫に出会う私。

新居の玄関にカマキリがお出迎え。

テントウムシが車の窓に留まってる・・・。

吉兆の前兆!とワクワクしています。

国語の授業では、

「勝手な解釈はしないで~!君の主観は聞いていない!」

と指導する私ですが、

ライベートでは自分に都合よく幸せな解釈をする私です。


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先日、高校生の小論文授業で

「とある学生の文章」

を教材として見せ、

気づいた点を述べてもらう練習をしました。



これは、文章を客観的に見るための

非常に重要な訓練です。

なぜなら、自分が書く時、

人は盲目になるからです。




特に「あれもこれも書きたい!」

という思考の欲求が湧き上がっている時ほど、

一文が異常に長くなったり、

文と文の接続がおろそかになったり、

論理が矛盾したりすることが起こりがちです。




書き手は自分の思考の流れを追っているため、

それらの「違和感」に気づくことができません。

しかし、ひとたび他人の文章として読んだ瞬間に

「この一文は長すぎる」

「この段落はつながっていない」

といった問題点が、明確にはっきりと

明確に見えてくるのです。



この「他人のフリ見て我がフリ直せ」の姿勢こそが、

文章力向上の秘訣なのです。

他者の文章を批判的に読む経験は、

そのまま自分の文章を

客観的にチェックする力へとつながります。



文章力を鍛えるには

単に書く量を増やすだけでなく、

「読む視点」を鍛え、

冷静に自分の文章を監視する

「もう一人の自分」を育てることなのです。

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