作文110番

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文化が異なるのです!

こんにちは。

作文110番の森下です。

先週、関西入りしてハードだったため

(遊び過ぎた?)身体に変調が💦

昨日からハスキーボイスになっています(汗)

それにしても・・・どちらが良い悪いではなく

関西と関東では文化が違うなあと改めて感じる

今日この頃です。



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指導する側は「こんなこと(今と昔の文化の違い)

当然知ってるよね」と思いがちですが、

普通に生活している中高生が

昔の習慣や常識を知っている方がおかしいです。

知っていたらある意味マニアです(苦笑)。



例えば中学2年生の教科書には必ず

「敦盛の最期」(平家物語)が載っており、

中学生はそれを学びます。

平家物語は和漢混交文のため

文体が難しいのみならず、

武士道を知っておかないと

内容を理解するのは難しいのです。




一言で表現すると、武士は「名誉」「面目」「気位」を

重んじるということをしっかりと

念頭に入れておく必要があります。

敦盛が直実に「なんじはたそ(あなたは誰だ)?」

と聞くけれど、聞かれた側は名を名乗らないのです。




しかし「相手(直実)にとっては申し分のない敵

(首を取ると手柄になる)ので早く首をとれ!」

と言う場面があります。

ワークや問題集では「なぜ名前を名乗らないのか?」

という問に対して

「自分は身分が高いので、

自分よりも低い身分であろう相手には名乗る必要がない」

が答えになるのです。



これは「武士は名誉を重んじる」ことを

理解しておかないと、

年下である敦盛が直実に対して名乗らないのではなく、

畏れ多くて名乗れない…

といった別の答えを選択してしまいます。




自分の主観で考えず、

きちんとした知識や時代背景、

古文常識を学ぶことが古典では大切。

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