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メールマガジン バックナンバー
「心臓に痛みを感じる」って?
おはようございます。
作文110番の森下です。
GWがいよいよ終盤・・・。
皆さんはどんなふうに過ごしたでしょうか?
私は、おかげさまで日頃できなかった
仕事をしたりお昼寝したり(笑)
と充実した日々をして過ごしています。
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さて、今日のテーマは記述について。
現代国語の記述問題は受験生泣かせですね~。
特に小説における記述は、
作者のオリジナルの表現を分かりやすく
一般的に言い換える必要があるので
厄介極まりないのです。
例えば第153回 芥川賞を受賞した
「火花」(又吉直樹著)のP7~8には次のような表現が。
「僕は一瞬で心臓に痛みを感じ、
どうか何も言いませんようにと何かに願った。」
これを分かりやすく言い換えなさい
という問に対して・・・。
この文の前後を読むと
登場人物が心臓病を患っているわけではなく、
ましてや何者かにナイフで心臓を一突きされた
というわけではないことは分かります。
決してホラー小説でもなければ
サスペンスでもありませんから(汗)
そうはいってもこの文だけを見せられると
一瞬「え?心臓病?」「刺された?」と
思う人がいても不思議ではないのです。
つまり解答としてこの表現を
そのまま使っては○はもらえず
「僕はショックを受けて」と言った具合に
言い換える必要があるのです。
記述では
「誰が読んでも分かるような文章」を書いて
初めて〇なのです。
このことをまずは意識しましょう。
では、具体的にどうすればいいか?
続きはまた。