作文110番

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

「心臓に痛みを感じる」って?

おはようございます。

作文110番の森下です。

GWがいよいよ終盤・・・。

皆さんはどんなふうに過ごしたでしょうか?

私は、おかげさまで日頃できなかった

仕事をしたりお昼寝したり(笑)

と充実した日々をして過ごしています。



◆メルマガ登録者には
冊子「(元)採点者だけが知っている!!
『作文審査員・入試担当者はここを見る!』
入試に合格できる作文のコツ」をプレゼント中

※ご希望の方はメッセージかメールでお知らせください。
 PDFを送らせていただきます!
michikomorishita@kcf.biglobe.ne.jp

◆メルマガの感想やリクエストなど
 お気軽にご連絡くださいね!!
michikomorishita@kcf.biglobe.ne.jp


さて、今日のテーマは記述について。

現代国語の記述問題は受験生泣かせですね~。

特に小説における記述は、

作者のオリジナルの表現を分かりやすく

一般的に言い換える必要があるので

厄介極まりないのです。



例えば第153回 芥川賞を受賞した

「火花」(又吉直樹著)のP7~8には次のような表現が。

「僕は一瞬で心臓に痛みを感じ、

どうか何も言いませんようにと何かに願った。」

これを分かりやすく言い換えなさい

という問に対して・・・。




この文の前後を読むと

登場人物が心臓病を患っているわけではなく、

ましてや何者かにナイフで心臓を一突きされた

というわけではないことは分かります。

決してホラー小説でもなければ

サスペンスでもありませんから(汗)




そうはいってもこの文だけを見せられると

一瞬「え?心臓病?」「刺された?」と

思う人がいても不思議ではないのです。

つまり解答としてこの表現を

そのまま使っては○はもらえず

「僕はショックを受けて」と言った具合に

言い換える必要があるのです。




記述では

「誰が読んでも分かるような文章」を書いて

初めて〇なのです。

このことをまずは意識しましょう。

では、具体的にどうすればいいか?

続きはまた。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する