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【第66回目】バイオ燃料《モドキ》ってどんなの???
【生態系へ帰る旅ー第66回目】
★このシリーズは、現在、物理学者リチャード・ムラーさんの『エネルギー問題入門』という本をシェアしています
現在、第三部の『代替えエネルギー』をシェア中です★
こんにちは!
『ちょっと一服、ひとときの至福〜 ( ̄▽ ̄)〜3 』の《一福茶屋》です!
★もくじ★
1)バイオ燃料《モドキ》ってどんなの???
2)一福茶屋の『ツクツクにこんなのあった!*\(^o^)/*』
3)ツクツク‼︎ の【アフィリエイター】が、!(*≧∀≦*)!! な件
⭐︎⭐︎⭐︎
バイオ燃料の続きです。
ムラーさんが、議論を呼びそうな結論を、5つ挙げて『弁護』している途中でした。
●コーンエタノール
●生分解性素材
●バイオ燃料モドキ
●セルロースから作るエタノール
●藻類から作るエタノール
前回は、生分解性素材まででしたので、《モドキ》から行きます。
(^。^)
⭐︎⭐︎⭐︎
●バイオ燃料モドキ
ムラーさん命名の、バイオ燃料モドキとは…!?
●使用済みの料理用油を燃料として使う
●紙を燃やして燃料にする(薪もか!?Σ( ̄。 ̄ノ)ノ)
●生ゴミからメタンガス
などです。
つまり、ゴミは減るかもしれないけど、ガスは出るよね! ってことですね。
《生ゴミからメタンガス》に至っては、燃やして二酸化炭素にした方が良い! とまで言っています!!
!(◎_◎;)
メタンガスは二酸化炭素の23倍もの影響がある上、生産されたメタンガスの7%は、環境に流出してしまっているそうです!
7%分のメタンガスを出すくらいなら、二酸化炭素の方がマシ! ということのようです。
もっと良いのは、ゴミはゴミのまま埋めて、環境から隔離するということです。
木造建築は、その建築物が建っている間は、ずーーっと炭素が隔離されることになります。
廃材で家を作れば、もっと長く隔離できます。
《建築隔離法》でも作って、建物を建てたら《炭素クレジット》が得られるようになればいいのにね! なんてことを言ってました!
いや、それ良いかも!!
そういうことなら、法隆寺とか、すごいよね!!
!(◎_◎;)
●セルロースから作るエタノール
これはまだ開発中みたいですね。
↓これが新し目の情報かな??? 〜研究開発の状況(平成29年12月)〜
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy_environment/bio_nenryo/pdf/001_03_00.pdf
トウモロコシの茎など、食べられないものを原料に、エタノールを作る…というもの。
廃パルプや、トウモロコシの茎、サトウキビの残債、竹などから、エタノールを作ります。
トウモロコシの実から(茎の部分を入れても)作るよりも、約2倍多く作ることができます。
セルロースを多く含み、成長の早い大型の草で、気候による被害や病気に強いものが求められます。
有力候補は、《スイッチグラス》と《ミスカンザス》という、イネ科の植物です。
⭐︎
んんん!?
大麻草はどうなの???
ということで、次回の【生態系へ帰る旅】は、ムラーさんの本から離れて、大麻草の有用性についてシェアしたいと思います。
⭐︎
セルロースからエタノールを生産する技術は、急速に発展している分野だそうで、めちゃくちゃ期待が持てそうです!!
微生物に作ってもらうのですが、微生物の探索や改良(?)が上手くいけば、できるはず! ということです。
⭐︎
そういえば、派遣時代、旅行へ行く時に「土をちょっと取ってきてー」と、頼まれたりしました。
今は、いろいろ規制があって、土を持ち出しちゃいけない国とかありますが…。
そうやって集めた土から、有用な微生物を探していました。
⭐︎
なかなか良さげではありますが、ムラーさんはこう締め括っています。
『バイオ燃料は、液体燃料の大きな割合を満たすことはなさそうです。』
え!? そうなの!? そんなーーーー!!
(;ω;)
ムラーさんがミスカンザスを使った場合の試算をしていますが、《変換効率》に《楽観主義者の収穫可能な数字》を当てはめただけです。
その数字が正しく、なおかつ、栽培・生産のために膨大な資産を投じることが条件なんだそうです。
(−_−;)
●藻類から作るエタノール
イネ科の草よりも、大きな可能性を秘めているのが藻類…。
と、持ち上げておきながら、
『藻類が経済的に競争力を持つ可能性は、特にミスカンザスと比較すると、低いと思います。』
と落としています!!
どういうことーーー!? 。゚(゚´Д`゚)゚。
『しかるべき藻類なら、糖やセルロースのような中間生成物を作らず、費用のかかる変換工程を経ることなく、ディーゼルエンジンで使える油を作ることができます。』
草は、葉でしかバイオマスを生成できませんが、藻類はすべての細胞がバイオマスを生成します。
しかし、草のように安定して栽培することができません。
藻類は不良品種やバクテリアの侵入に、大きな影響を受けます。
効率はいいけど安定して培養できない…ということですね。
⭐︎⭐︎⭐︎
そして、極め付け…、ムラーさんの結論は…。
『バイオ燃料が温室効果を抑えるために重要な役割を果たすとは思えません。
ガソリンの代用品にはなりますが、予想される世界の気温上昇には、ほんのわずかな(おそらく1/40℃以下)の効果しかないでしょう。
(アメリカだけがそれをやっても微々たるもの…という意味)
コストがまだ高すぎるため、圧縮天然ガスや、合成燃料や、シェールガスと、本当に競走するのは難しいでしょう』
だそうです。 ( ̄(工) ̄)
⭐︎⭐︎⭐︎
私としては、温暖化対策とか、環境への影響などは別にして…、
地球の表面にあるもの(手近にあるもの)で、生活のあれこれを賄えたら良いなあ…という思いから、バイオ燃料には期待しています。
地球が、わざわざ地底の奥深くにしまっておいた化石燃料を、苦労して掘り出して、それを社会の基盤にするのはどうなんだろう…と思います。
⭐︎⭐︎⭐︎
いやーー!
今回も勉強になりました!!
ムラーさんが注意してくれたように、ちょっと感情的になっちゃいましたが…。
いやはや、失礼しましたーー!!
( ̄▽ ̄;)
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一福茶屋の『ツクツクにこんなのあった!*\(^o^)/*』
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