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【生態系へ帰る旅ー第22回目】何故にエネルギー下降時代???

こんにちは!

『ちょっと一服、ひとときの至福〜 ( ̄▽ ̄)〜3 』の《一福茶屋》です!

⭐︎⭐︎⭐︎

デビッドさんは、前回挙げた4つのシナリオのうち、「エネルギー下降時代」を妥当なものとしました。

そのココロは…???

科学者でもエコノミストでもない、一般的な人々、一人一人は、なんとなく、そう思ってないですかね???

ところが、「成長が永続するという思い込み」は、社会一般に広く共有されているというのです!

将来のエネルギーや環境に不安を抱きつつも、どこかで『大丈夫だ〜』と楽観的な自分がいる…?
あるいは、そもそもよく知らないので、今の生活が変わらず続くと思っている…?

そんな感じでしょうか???
私はそんな感じかな…。
(・_・;

元を辿れば、この思い込みは、ヨーロッパでの、産業文明や資本主義の夜明けを迎えた頃の意識に遡ります。 

産業革命のイケイケな感じですかね。
最近っちゃー最近です。

⭐︎⭐︎⭐︎

1970年代以降、エネルギー危機と環境意識が高まり出し、テクノロジー安定の将来が、少なくとも《考え方として》社会の中に並存してきました。

《安定のシナリオ》の核心は、化石燃料から再生可能資源への安定的な切り替え…なんですが、なかなかスムーズには行っていないようです。

経済は人間の資質の賜物で、《エネルギーや物質的な材料をたくさん投入しなくても、成長できる》という思い込みがある…というのです!

だから、再生可能エネルギーの開発も、経済的にうまく行くならやるけど…という感じだったんでしょうね。
( ̄▽ ̄;)

《成長は永続的》と《経済成長にエネルギーはそんなにいらない》とで、思い込みもダブルパンチですよ!
!(◎_◎;)

⭐︎⭐︎⭐︎

例えば…、大衆高等教育を例にあげています。

一見、エネルギーそんなにいらないよね…と思うでしょう。
 
産業革命以前は、ほとんどの人が労働力として必要だったので、生産経済の外(学校など)へ人を送り出すのは無理でした。
インフラを建てるのも不可能でした。

安価な化石エネルギーと非再生可能資源を利用し、生み出された経済的な富の蓄積があったからこそ、学校も建てられたし、学校へ通う余裕ができました。

⭐︎⭐︎⭐︎

安価な化石エネルギーと、非再生可能資源あっての経済成長なのですが…。

産業革命以降、技術革新やアイデアなどの人的資本で、それなりの成果をあげた人類ですが、

《人類の将来は生態学的な要因ではなく、人間自身の手に握られている》という錯覚を助長してしまう、オマケがつきました。

その錯覚は、経済合理主義を生み出し、公共事業の民営化などが進みました。

それにより、熟練者は解雇され、管理維持や、災害などの不確実性に対応する力は失われました。

現在の人類の力を持ってすれば、先に挙げた4つのシナリオに対応するための資源を投入できるはず!

…なのに、現実には近視眼的な行動ばかり…と、デビッドさんは嘆いています。

⭐︎⭐︎⭐︎

でも、そうか、対応する力はある! ということですね!?
対応する気がないだけで???
Σ(゚д゚lll)

歴史は浅いが根の深い《共通の思い込み》に気付かなければ、結局は、エネルギー下降のシナリオへと、行かざるを得なくなる…、

という理解で合ってますかね? デビッドさん!?
(・・;)

というところで、歯切れは悪いですが、つづきます。
m(_ _)m

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しつこく載せる。(*≧∀≦*)

新型コロナウイルスと気候変動を超えて
https://m.youtube.com/watch?v=kCbE5idPqYI&feature=youtu.be

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