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【生態系へ帰る旅ー第15回目】調理は錬金術、そして科学
こんにちは!
『ちょっと一服、ひとときの至福〜 ( ̄▽ ̄)〜3 』の《一福茶屋》です!
⭐︎⭐︎⭐︎
真帆ママの、深良い話しの続きです。
(^o^)/*
タイトルは『錬金術、そして科学』ですが、つらつらと深良い話を伝えます。
⭐︎⭐︎⭐︎
さて、調理には8つの方法があります。
煮る
焼く
蒸す
炒める
揚げる
和える
茹でる
炊く
です。
この8つを、組み合わせたり単体で使ったりして、食材を食べられる形に変えるのが調理。
調理とは、火と水と空気を使って、エネルギーの移し替えを行う錬金術であり、科学でもあります。
(和えるは火じゃないですが)
⭐︎⭐︎⭐︎
真帆ママは、本格的にマクロビを学び、10年間くらいストイックにマクロビ生活を送っていました。
マクロビ仲間や、そこから農の仲間もできました。
そんな中、良いものを求めることで、極端な発想へ傾いて行く人が多いことに気付きました。
自分もそうだな…、変だな…と思い始めた頃、《重ね煮》に出会いました。
重ね煮とは、マクロビの野菜料理の一つです。
食材には、陰性・陽性というのがあります。
陰性のものは、広がって行くエネルギーを持っています。
空間ができるので、余分な熱が取れてクールダウンできる…。
いわゆる、体を冷やすと言われている野菜ですね。
特徴としては、水気が多い野菜です。
トマトとか、きゅうりですね。
じゃがいも、さつまいもも、陰性寄りだそうです。
陽性は逆で、中心に集まるエネルギー、求心力のエネルギーです。
いわゆる、体が温まるとされる野菜ですね。
ゴボウ、ニンジン、レンコンなどです。
陰性・陽性は、相対的なもので、これに比べるとこっちは陽性…という感じで使われます。
重ね煮は、水分の多い陰性の野菜から重ねて行きます。
調味料は天然塩のみ。
精製塩はダメです! ←ココ重要!!★
バラっと鍋底に塩をばら撒き、野菜を重ねて、またその上に塩をバラっと…。
で、極弱火で放置。
以上です。( ̄▽ ̄;)
⭐︎⭐︎⭐︎
陰性とか陽性に偏っているものが、お鍋の中で中庸になります。
一種類の野菜でも、塩の力で中庸になります。
重ね煮は結構、お塩を使います。
マクロビ自体が、お塩をしっかり使う調理法なのだそうです。
しっかりお塩を使うとこんなに美味しいんだ! と、感動したそうです。
素材の甘みを引き出すので、砂糖もみりんも酒も要らなくなります。
⭐︎⭐︎⭐︎
真帆ママに
「重ね煮を知れば、それだけで生きていける!」
とまで言わしめた、重ね煮の凄さとは???
●全ての野菜がお鍋の中で調和
●お鍋の中で、アクやヌメリを相殺してくれる(アク抜き不要)
●野菜たちに任せてOK
●野菜をやっつけなくていい(ガンガン炒めたり煮たりしなくていいってことっす)
●レンチン不要、下ごしらえになる
●ここからアレンジして様々な料理に変身、しかも美味い!!
●冷蔵庫で保存中も発酵が進み、旨味が増す
●水から煮ると、出汁要らずで旨味が出る。
●甘味を引き出すので、砂糖要らず、しまいには、みりんも酒も不要に!
●キューブ要らずでコンソメスープだって作れちゃう!
●重ねる順番が多少違っても問題なし
●一種類でも重ね煮OK
●極端なものも、塩の力で中庸になる
もっといろいろあった気がするけど、こんな感じです。
⭐︎⭐︎⭐︎
重ね煮で重要なのは点呼。
下の野菜から順々に呼んでいきます。
午後のワークショップで、フルーツ重ね煮を、みんなで作りました。
点呼もバッチリでした。
(*´꒳`*)
お鍋に手をかざし…、
「りんごさーん、みかんさーん、金柑さーん、カボチャさーん、ゆず(皮ね)さーん、レーズンさーん」
と呼んで行き、そして、
「みんなで力を合わせて美味しくなーれ!」
とやります。
声に出さずともOK。
魔女っぽい!!(*≧∀≦*)
これを、とあるオシャレな料理教室でやっていたら、お呼びが掛からなくなったそうで…。
( ̄▽ ̄;)
しかし、これをやるとやらないとでは、味に結構な違いが…???
(私はまだ未検証)
講座は、お昼とおやつ付きです。
おやつのマクロビブラウニーに、ソースとしてかけて頂きました。
⭐︎⭐︎⭐︎
さて、あなたはニンジンです。
不本意ながら、農薬をバシバシかけられて育ちました。
あなたを手に取ったお母さんに…
「これって農薬だらけなのよねーー」
と、指先で持ち上げられ、ガッシガシ洗われ、分厚く皮をむかれ、荒っぽく切られ、
「あーあ、お金ないから、こんなのしか買えない」
みたいな感じで扱われたらどうでしょう???
(極端ですな…)
「農薬は人間が勝手にかけたんだし、なんだよーー!!( i _ i )」
「カロチンあるけど、あなたなんかにあげない!!( *`ω´)」
ってなっちゃいませんか???
「こっちだって、食べらたくて生まれたわけじゃないし、食べるなら大切に食べてよーー!」
と思いませんか?
ですが、
「あなたの力が必要なんです!
私にあなたの力を分けてください!!」
そんな気持ちで扱ってもらえたら???
( ^ω^ )
⭐︎⭐︎⭐︎
調理は毎日のことなので、だんだん無感情、無感動で作業してしまいがちです。
《喜んで調理する、大切に使わせてもらう》そんな姿勢で調理したいものです。
『水の結晶』という本があります。
投げかけられる言葉によって、水の結晶が綺麗に並んだり、乱れたりする…それを撮影した写真集です。
我々も野菜も、ほぼ水分でできています。
つまり、そういうことですね!
(^ー^)ゞ
⭐︎⭐︎⭐︎
コロナ中(?)のこのご時世に、心に響くお話も。
真帆ママには友達の木がいます。
寄りかかったり、木の下に立っていると、質問に答えてくれるそうです。
まあ、木からではなく、自分の内から出てくる答えなのかも知れませんが…。
で、2011年の震災の時のこと。
自然派の人たち、マクロビ仲間たちの多くが、放射能を怖がり、圏外に避難しました。
(避難したのは自然派の人ばかりではないですよ、そして、避難が悪いとかではないです、念のため)
そんな時、木がこんな風に答えてくれたそうです。
「人間は土がないと生きられない。
その土に何かあったとして、自分だけが汚されず、清く生きるのはおかしいのでは?
それと共に生きていけ」
真帆ママも子供は心配だし、この先、どうなるか分からないので、真剣に悩みました。
そして、恐怖よりも共存して行くこと、その中でできることって何か…を考えながら調理をするようになったそうです。
今の状況にも通じるものがありませんか???
真帆ママの深良い話はまだつづきますよ〜。
*\(^o^)
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