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「陰陽って面白い!」 オーガニック共和国 0007
こんにちは、三好えみです。
今日は陰陽のお話しです。
母の病気をきっかけに勉強したのですが、
これがとても興味深い。
「冷え性の原因はここ!?」
とわかった時は驚き、
簡単すぎる法則に笑ってしまいました。
それでは始めましょう。
=====
陰陽の原理を唱えたのは今から約5000年前、
中国の伏義という人です。
彼はこの世の中のすべてのものは男と女、
昼と夜、動物と植物というように、
反対のものが対となって存在することに気づきました。
その相反するものを陰、または陽に分類し、
原理として「易経」という本に書きました。
いくつか例を挙げます。
緩める=陰 引き締める=陽
砂糖=陰 塩=陽
冷やす=陰 熱する=陽
陰陽に良い悪いはなく、
大切なのはバランス、
という考え方です。
寒い時に太陽が出ればうれしいけれど、
暑い砂漠で太陽が出たら嫌ですよね。
バランスを取り合う関係、と知ってください。
植物で陰陽を見てみましょう。
種から出てくる根が陽で芽や葉は陰です。
女性が男性に惹かれるように、
陽である太陽に向かって伸びていく葉は陰、
と考えてください。
反対に光を嫌って地中深く伸びていく根は陽。
人参、ごぼうなどの根菜は陽なので、
冬に食べると体を温めてくれます。
反対に夏にトマトを食べるとトマトは陰なので
体を冷やしてくれます。
夏の野菜を夏に食べ、
冬の野菜を冬に食べる。
季節を大切に、
旬のものを食べようと言われてきた本当の意味が
やっと腑に落ちました。
キッチンを実験室にし、
陰のトマトに陽の塩をかけると
おいしくなることを味わい、
なかなか煮えない小豆(固い=陽)に
昆布(陰)を少し加えると
早く柔らかく(柔らかい=陰)なることに感動し、
美味しく陰陽への理解を深めていきました。
しかし知らないって怖いことですね。
陰陽を学ぶ前の私は、
甘いものが大好きで
ケーキやアイスクリームをたくさん食べていました。
(甘い=陰)(砂糖=極陰)
塩は体に悪いと信じて減塩を心がけ、
(塩=陽)
野菜を食べなければと思い、
簡単に食べられるトマトやキュウリを
冬でも毎日のように食べていました。
(夏野菜=陰)
小さい頃にキューバで暮らした当時から
バナナが大好きで、ほぼ毎日食べていました。
(熱帯のフルーツ=極陰)
当時を振り返ると
考え方がネガティブで悲観的でした。
これも陰。
冷え性に苦しむのも当然ですね!
振り返ると、
頑固で癇癪持ちだった父は
肉(肉=陽)が大好きで分厚いステーキなど、
塩(塩=陽)をたっぷりかけて食べていましたので、
陽が強かったのかな、と想像できます。
結論。
住んでいる土地のものを
採れた季節に食べる。
やるべきことは
これほどシンプルだったのです。
健康に必要なものは手の届くところに
ちゃんと用意されていたのです。
天の優しさを感じました。
薬品は陰なので、
薬は極力体に入れないよう気をつけよう。
無農薬、無化学肥料は避けて、
良い野菜を手にいれよう。
経皮毒も嫌なので、
トイレの芳香剤はやめよう。
殺虫剤の代わりに
アロマを使おう。
陰陽を理解するにつれて
だんだん方向性が明確に見えてきました。