「最近、空見ていますか？」って言われたら・・・。
　前に進もうとするとき、まっすぐに前を向いて進んでいきます。
気持ちが落ち込んでいるときは、嫌な事が続いたり、嫌な事を想像したりすると、いつの間にか自分が、下を向いて歩いていることに気が付かないものです。
　人は、誰だって、生きている証として、大なり小なりいろんな壁にぶつかり、悩みながら、壁を扉に変えて前へ前へと進んでいきます。
楽しい悩みなら気にすることも無いだろうが、そうでない事であれば、考えれば考えるだけ、「どうして、自分だけ」「何で、こんな時に」とか、嫌な事ばかりを考えて、気持ちが折れてしまいます。
　そんな苦しい想いを、聞いてくれる人が近くにいる人は幸せです。
中には、悲しいことやつらいことを口にすると、愚痴に聞こえてしまうので、なかなか、口に出せないでいる人も少なくありません。
　
　毎日のように、人間関係で苦しくてつらい想いをしていました。
そんな想いを書けるだけ書いてメールで信頼できる人におくった。その時の返信が一行・・・
　「最近、空見ていますか？」
　たった一行のこの言葉の中に、どれだけのメッセージが込められているのでしょうか。
　この一行の返信をくれた人も、色々と考えたはずだと思います。
どんなことを書けば、相談してくれた友の苦しい想いを楽にしてとあげることができるのだろうかと思ったはずです。
しかし、この一行だけで、十分に伝わると信じて返信していると思います。
　この言葉をもらったとき、下ばかり向いて歩いている自分に気が付きました。
下を見て歩いていても、目の前にある小さなことしか見えません。
そして、涙は落ちるばかりです。
「上を向いて歩こう　涙がこぼれないように」っていう歌もあるじゃないか。
　空を見上げると、いろんなことが分かってきます。
空は青く澄み渡っている日ばかりではありません。
雲だって、同じ形をしているものはありません。
まして、空の大きさを考えると、自分の考えていることがちっぽけなことだということに気が付きます。
考えが変わりました。
　「最近、空見ていますか？」(^^♪