学校というところで仕事をしていると、毎年３月に卒業生をおくりだします。
進学し社会人になり、子育てを楽しんでいる卒業生もたくさんいます。
　一枚の近況を報告する葉書が届きました。
今年から、大学に進学した教え子からです。
今の時代、近況を報告する方法はたくさんあります。
そんな中で、葉書を書いてくるというのは、何ともうれしいものです。
　葉書には、子どもたちに紹介した本『ココロの授業』を読んで、自分の考え方が変わったことや今どんなことをして、どんなことがあったか等、裏だけでは足りず、表にまで書かれていました。
嬉しいのは、想いです。
伝えきれないほどの想いがギッシリつまっているのがよくわかりました。
何より、人との出会いに感謝していることが嬉しかったです。
　教え子たちには、できるだけたくさんの本を読んでほしいし、本屋に通ってほしいと思っています。
誰と出会うかによって、自分の人生が変わるように、一冊の本によっても人生が変わるからです。
　どんな本を読んだらいいかわからない時には、自分が憧れたり、尊敬したり、目標にしたり、お世話になった人達にきけば、必ず教えてくれます。
その人たちも、本に影響されていることが多いからです。
また、企業のトップで活躍している人の書かれた本には、その人の歩いてきた人生が詰め込まれているから、とても、勉強になるのは当たり前のことです。
　そして、紹介された本は、今、あなたが必要としている本であるから、読んだ方がいいのです。
出来れば、今回の教え子からの葉書のように、感じたことを報告すると、なお一層、自分が成長できると思います。
　人はどんな人と出会うか、どんな本とであうかによって、必ず成長していきます。
心がぶれなければ、どんなことがあっても、後ろに進むことはないはずです。
　葉書の最後には、こう書かれていました。
　「バイト、部活、学校でたくさんの人と出会い、そして、たくさんの貴重な経験をさせてもらっています。本当に最幸です。たくさんの人に感謝してます。」



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