「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

　この言葉は、初代ドイツ帝国宰相「オットー・フォン・ビスマルク」が言った言葉だそうです。ネットを見てみると、色んなとらえ方があるみたいです。どれが正しいかはよく分かりません。でも、それでもいいのかなと思います。

　世の中には、失敗を好んでする人はいないと思います。それでも、失敗をして人は成長していきます。リスクを恐れないで進んでいくことも大切なことだとも思います。

　私が考えるのは、何をするにしても、何かをしようと思ったときには、自分で必要な情報は手に入れると思います。それが、今までの歴史であり、人が成功したことや失敗した経験だと思うんです。そのことが、歴史に学ぶということだと思うんです。

　いろんな人の話を聴くと、よく歴史上の人物やその人の言葉を紹介されます。そんなとき、歴史を知っている人は、強みだと思います。その自分やその人の言葉で人に話ができるのですから・・・。これには、納得することが多いんです。

　人は、平均寿命80歳としたとき、自分の経験だけは、その情報は少ないですよね。でも、歴史上の人物や生き方、あり方、役割、出来事の背景など、知れば知るほど楽しくなって、自分の生き方やあり方も変わってくると思います。だって、ものすごい多くの人が経験したことや出来事を学べるのですから、すごいのは当たり前ですよね。だから、人は、勉強をし続けるのだとも思います。

　日本人は、歴史を大切にして、一生懸命に日本を作ってきてくれた人たちに感謝をすると同時に、日本人が持っている「人を思いやり、人を大切にする生き方」を思い出して、少しでも、多くの人が実践してくれたらなと思うこの頃です。