「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くし、人をとがめず、我が誠の足らずを尋（たず）ぬべし」　
【　西郷隆盛の座右の銘　】

　意味は、人を相手にするから、その人が見ていなければいいやとか、バレなければいいだろうとか、そういう気持ちが出てくるんだ、と。そうじゃなくて「天を相手に仕事しろ」と。そしたらね、天は常に見ていますから、常に正しいことができるとね。

　そして、その「天を相手にして、己を尽くし」　　
　　　　　つまり・・・自分の精一杯のことをやれと。手を抜くなってことです。

　さらに、「人をとがめず」・・・周りの人を責めるなと。

　周りの人のせいにしたくなったら、「我が誠の足らずを尋ぬべし」　自分の誠意が足りないんじゃないかとそういうことを考えなさいという言葉です。

　『私が一番受けたいココロの授業』より　

　世の中には、自分が思ったようにいかなかったり、出来なかったり、失敗をすぐに人のせいにしたり、言い訳を述べる人が少なくありません。私もそんな時期がありました。でも、それは、何の解決にもならないし、自分に力がないことを人のせいにしているだけです。今考えると、本当に情けないと思います。

　でも、今は、自分の周りにおきるすべての上手くいかないことは、自分の責任だと思うようになり、「すいません」を言い始めると、気持ちが楽になるんですよね。そして、「何とかしてあげよう」って思うようになりました。もちろん、上手くいったときのことの気持ちを大切にしながら・・・　

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