今日は、鍵山さんの『掃除道』という本の話から、幸せになるためのヒントをお話します。
はじめに、今年1月２日に鍵山さんは他界されました。ご冥福をお祈りいたします。

　鍵山さんこと鍵山秀三郎さんは、イエローハットの創業者です。誰でも知っているこのイエローハット成功の要因は「掃除です」。掃除でいい会社はできないだろうと思うかもしれませんが、掃除もできない会社がうまくいくわけがないですよね。

　鍵山さんのこの『掃除道』には、幸せに気づくことがいっぱい書かれています。鍵山さんのすごいところは、社員の心を穏やかにしたい一心だったことです。会社を始めたころは、世間からは「暴走族用品を扱っている会社」と思われていたそうです。社員も「もうやってられない！　誰も相手にしてくれない」となげいていたそうです。だから、鍵山さんは、「私は、この社員の心を何とかして癒してあげたい。穏やかにしてあげたい　そして、穏やかな性格の社員だけでもきちんと売り上げと利益を上げられる、そんな会社にしたいと心に強く願うようになりました。」

　理解していただきますよね！(^^♪　
　売れない責任を、社員の責任にしないことが・・・。　さらに、

　「言葉で説得したり、文章で伝える能力を持ち合わせていなかった私は、掃除を始めるようなりました。出社してくる社員が汚れやゴミを目にしなくてもいいように、職場環境をきれいにしておきたかったのです。きれいにしておけば、社員の心の荒みもなくなるはずだと考えたからです。きれいに掃除しておくことが唯一、私が社員にしてあげられる感謝の気持ちではないかと感じていたからです。」と言っています。

　鍵山さんは、自分ができることはこれくらいだと、感謝の気持ちをあらわし、そんな思いで掃除をしていたんですね。

　　まだまだ、つづく