雨風が強くなったので、今日は5時過ぎだけど、これで店を閉めよう。
たったいままでスプーン１本で音楽をやっている男と話し込んでいた。
音楽ではあまり稼げてないけど、彼の本業は音楽。
生活費はバイトでまかなっているが、その仕事のなかでも音楽につなげて体の動きとかリズム感を意識しているそうだ。
一時メジャーとの関わりもあったが、しばりとか考えの違いなどですぐに関係を断ったとのこと。
彼が気をつけていることは、どれだけ真剣に、どれだけ気持ちを込めてステージに立つか、そのモチベーションを高めること。
お客がたくさん来てくれればいいかと言えば、そうでもない。
数は欲しいけど、自分のやっている音楽をちゃんと受け止めてくれる人、そうじゃない人は別に来てくれなくてもよいと・・・
それは、副業であるバイトで稼いでいるから、本業である音楽は純粋に自分が納得いくかたちでやれるんだと。
自分は、音楽は全然やれないけど、ロック魂をもってひふみという商売をやらせてもらっている
～なので幸せ。