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ひふみデイリーニュース令和3年1月31日

行って来ました。
雲仙、千々石町のオーガニック直売所「タネト」
思ったより大きな建物に、思ったより少ない野菜コーナー。
オーナーの奥津さん、ひとりで店頭に立ち忙しいなかいろいろ
聞かせていただきました。
野菜の種類が少ないのは、無農薬に限定しているのと在来種で作ったものしか置いてないので仕方ない。
在来種の野菜は、おおむね小ぶりでカタチもバラバラ。
もともと、雲仙の種とり名人 岩崎さんの野菜に惚れ込んで東京から移住してきただけあって一本スジが通っている。
当初から、オーガニック直売所しかやるつもりはない。
それを理解してくれた農家20か所から野菜が持ち込まれている。
運営している奥津さんも、農家もwinwinの関係が構築できているとのこと。
それを支持してくれているお客様が、人口5000人の小さな町にいらっしゃる。
人口58000人、隣の福津と合わせれば10万を超える我が地域でやれないはずはない。
「オーガニックにこだわったからこそ、うまくやれている」
内装、展示の仕方にもセンスが感じられ45歳という年齢の若さもあいまって「流石」というカンジでした。
そのあと、長崎有機農業研究会の創立メンバー、いまは「雄とピア」の代表 松藤さんを訪ねた。
湾を見下ろす高台で、玉ねぎとじゃが芋に特化して、あまり無理をせずマイペースで作っている。
農業以外にも絵を描いたり小説を書いたり多才な松藤さん。
おだやかなお人柄に見えるが、お話を伺うとどうしてどうしてヤワなひとではない。
そうでしょうね、40年も前から有機農業に取り組み、長有研を起ち上げ、理念の純粋性が保たれないと見るやそこを離れて、新たに新しい団体「雄とピア」を創る。
波乱万丈、いろいろなことを乗り越えてきた内面の強さが滲みでている人だった。
いま、コロナ問題をキッカケに忘れられつつある日本人の覚醒を促す「武士道」をテーマにした小説を執筆中であること。
今回、長崎に行ってお二人から強い刺激を受けた。
同行した8名、それぞれ感じることがあったであろう。
受けた刺激を、我々の地域にどう活かしていくか、これからに期待してください。

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