ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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344【すーさんの学校】日本人墓地と中央公園の桜

 ウズベキスタンには、日本人墓地があります。
かつては、細い木で組んだ粗末な十字架が、そこにいくつも並んでいました。
旧ソ連時代日本人の墓など造ってはならず、遺体は捨てろという命令もあったそうです。
それでも、ウズベキスタンの人達は、ひっそりと日本の墓を護り抜いてくれたのだそうです。
 それは、日本人が造ってくれた建物や発電所などが、いまでも人々の生活を支えてくれている事への。せめてもの恩返しだったと思います。
 そして、この話しやナポイ劇場のプレートの話しを聞いた日本は、みんなの力で日本人墓地の整備をしようと呼びかけ、寄付されたお金でお墓の整備をしてほしいと申し出ました。
しかし、大統領はこれを、「亡くなられた日本人に、私たちは心から感謝している。このお金は受け取れない。私たちで、日本人のお墓の整備をさせてほしい。」と拒否したそうです。
 それから、ウズベキスタンの人達によって、墓地は整備された。日本で集められた寄付金は、地域の学校に教育機材として提供されました。
さらに、残った費用で日本人墓地と中央公園に桜の木を贈ることになりました。
せめて、日本の桜を毎年、見せてあげたいという願いからです。
 今、ウズベキスタンの日本人墓地と中央公園には、日本から送られた1900本の桜の木が、毎年美しい花を咲かせています。
さらに、この桜を守るために「さくら番」を雇って保護してくれているそうです。
 シベリア抑留者の悲劇。
その悲劇の中でも笑顔を失わず、立派な仕事を残した日本人。
祖国に帰れなかった彼らのために、お墓の整備や寄贈を呼びかけ、これに応じてくれた心優しい日本人。
その心を大切にするためにさくらの番までしてくれたウズベキスタンの人々の誠意。
過ぎてしまった、歴史は変えることはできませんが、歴史を知ることによって、変わる人はたくさんいます。
命掛けて、守ってくれた日本人の心を、私たちは忘れないように守らなければならないと思います。!(^^)!

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