ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

343【すーさんの学校】国立ナポイ劇場

中東に近いロシアに、ウズベキスタンという国があり、その首都タシケント市に”国立ナポイ劇場”が建っています。
この建物は、戦後間もない昭和23年(1948年)に、約2年の月日をかけて完成しました。
 その後、タシケント市には、二度大地震が発生し、市内の建造物のほとんどが倒壊しました。
しかし、この”国立ナポイ劇場”はビクともしなかったそうです。
 そして、タシケントのウヅベキスタンの人達は、劇場を眺めて「戦いに敗れても日本人は誇りを失うことなく骨身を惜しまず、働いて立派な仕事を残した。素晴らしい民族だ」と言っています。
実はこの建物は日本人のシベリア抑留者が造ったものです。
 しかし、このころの日本人に対する環境は、想像以上に厳しく、このナポイ劇場の建造には、500人の日本人抑留者が担当したそうです。
そして、そのうち60人が、建築途中で亡くなっている。
 苛酷に働かされた工事でも、決して気を抜くことなく真面目にしあげてしまう日本人。
栄養失調でボロボロの体になりながらも、愚痴も文句も言わない。
昨日、具合悪そうだったけど、笑顔を向けてくれた日本人が今日は来ていない。
昨夜、栄養失調で亡くなったといいます。
 それほどまでに苛酷な状況にあっても、きちんと仕事をしてくれた日本人は今でも、ウズベキスタンの母たちは子どもに「日本人のようになりなさい」と教えているといいます。
 当時抑留されていた日本人のたちの姿を見て、
「日本人の捕虜は、正々堂々としていた。他国捕虜が待遇改善を叫んでいたのに対して、彼らは戦いに敗れても日本のサムライ精神を持っていた。強制労働でも粛々と作業につく姿を見て、我々市民は彼らに何度か食料を運んだ」と言っていたそうです。
 ナポイ劇場には、一枚のプレートが掲げられています。
そこには、
「 1945年から46年にかけて極東から強制移住させられた数客人の日本人がこの劇場の建設に参加し、その完成に貢献した」
 日本人のもっている精神は、どこから生まれてくるのでしょうか。
 この他にも、歴史を紐解くと、世界の国々や人々に対し、自分を犠牲にしてまで、世のため人のため、世界のために貢献している話しがたくさんあります。
 それを、知らないのは、日本人で、世界は日本がしてくれたことに対して、今でも感謝を忘れていません。
もっと、私たち日本人は祖先が残してくれた日本国の事だけでなく、世界に残したことに対しても目を向け知るべきであると思います。!(^^)!
                                (つづく)  
この話しは、「ねずさんのひとりごと」を参照 しています。

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する