ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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341【すーさんの学校】なんくるないさ

 九州ブロックPTA大会が沖縄県で開催された時の話です。
台風の影響で、一時は開催が危ぶまれたが、台風も沖縄に上陸することなく、大会は予定通り行われました。
しかし、風はとんでもなく強かったのを覚えています。
 大会2日目の記念講演は、沖縄出身で元SPEEDの今井絵理子さんでした。
講演は、きっと、聴覚障がいの長男との親子の絆の話しと思っていたが、コンサートみたいな講演会でした。
 その中で、素敵な話しがたくさんありましたが、一番印象に残ったのが、「なんくるないさ」でした。
これは、『何とかなるさ』という意味で使われていたり、またそのように認識されていることが多いと思います。
 この意味だけを聞くと、いつでもどんな時でも "どーにかなる!" 感じで、とても楽観的に捉えられると思いますが、しかし、実はこの、「なんくるないさ」は、そのような意味の言葉ではないそうです。
 本来は「なんくるないさ」の前に、「まくとぅそーけー」という言葉があります。
「まくとぅそーけー」とは、『正しい事、真(誠)の事をすれば』という意味です。
つまり、「まくとぅそーけー、なんくるないさ」という定型句で、これは、人として正しい事をし、誠実に生き、懸命に努力をしながらやれるところまでやったならば、後は何とかなる、きっと上手くいく。
そう信じることだよ。という想いが込められた言葉なのだそうです。
 今井さんは、子どもが生まれて、聴覚障がいがあると分かったとき、神さまを憎んだと言っていました。
歌手である、母親の声を子どもに聴かせることができない。
それは、誰にも理解することのできない想いであったでしょう。
 でも、今井さんは、子どもに悲しい顔は見せたくないと、新しいことを学び、同じ想いの親と出会うことで、新しい仲間ができていきました。
これも、この「なんくるないさ」の精神が体に染みついていると言っていました。
自分の母親から、そしてその母親から、知らず知らずのうちに繋げられてきたそうです。
 今井さんは、自分の子どもに想いを込めて、『なんくるないさ』という曲もかいています。
 「障がいは個性。不便だけど、不幸ではない」とも言っていました。
 大きな壁が目の前をふさいでも、すべてを投げ出したくて、泣くことがあっても、疲れてくじけそうな日があっても、何も悪いことなんかじゃない。
それも人なんだよ。
誰もが感じる傷み、誰もが通る道のり。
 でも、これだけは間違いじゃない。
自分の歩幅でいい。ありのままでも伝わるよね。
 きっと、きっと、愛が・・・
  「なんくるないさ」(^^♪

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