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326【すーさんの学校】からこその法則
遠足で山(高千穂峰)に登ったことがあります。
1,574メートルのコニーデ火山で、天孫降臨伝説の残る山です。
日頃から、山に登ることのない生徒にとっては、とてももいい経験になりました。
9時30分、計画通り山に登りはじめました。
個人によって体力に違いがあるので、一列に並んで登る事は、とうていできません。
どうしても、列から遅れる生徒がいます。
列から遅れれば、どうしても、次の学級や学年に追い越されてしまいます。
こんな時、必ず仲間が近くにいます。
声をかけたり、荷物をもってたりしてくれます。
そんな仲間の行動に支えられながら、頂上を目指します。
生徒と一緒に登っていると、様々な生徒の様子を見ることができます。
「きつい」とか「もう駄目」と良いながら登る生徒は、間違いなく登頂しています。
きつくて座り込んだ生徒に、「頑張るよ」「もう少し」と声を掛けてくれる生徒もきついと思いますが、顔は、楽しんでいるように見えました。
何も言わないで、黙っている生徒は、リタイヤしたり、リタイヤしそうなギリギリの生徒でした。
きつくて、苦しいのはよくわかります。
問題は、それを簡単に言葉として発してしまうことです。
「きつい・苦しい」という言葉はまだいいのですが、「もう死にそう」「絶対にもう登らない」というような言葉が気になりました。
自分一人で思うのは、それで良いでしょうが、口にしてしまうと、周りの誰かがきいているから、リタイヤしそう生徒にとっては、どうしても、マイナスになってしまいます。
そんな、苦しい思いをして、山頂に着いたときには、最幸の気持ちになっているように思います。
苦しいことやつらいことも、いつのまにか、忘れてしまっています。
生徒に感じて欲しいことは、仲間と一緒に登ること、苦しい経験をした者しか感じる事のできない喜びがあること、自然を大切にしてほしいことです。
一つ一つにこれから生きて行く中に大きな意味があるのだと思います。
人は、自分から経験できないことを、させてもらうことに感謝しなければならないと思います。
どんなにきつくても、苦しくても、間違いなく生きている中で、自分を支えてくれることになるからです。
生徒は、いつまでも、この日のことを忘れないと思います。
そして、いつか、自分たちだけで、同じ山に登って欲しいと思います。
感じるものが違ってくるからです。
そして、それは、人として成長している証として感じることができるからです。!(^^)!