東京動物アレルギーセンター

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

第7話 猫の腸内細菌とフード(ドライフード vs ウェットフード)

第7話 猫の腸内細菌とフード(ドライフード vs ウェットフード)

猫ちゃんが食べるフードが口腔内フローラにどのように影響するかについて調べた研究があります。

つまり、「ドライフードをずっと食べている猫」と「ウェットフード(缶詰フードなど)をずっと食べている猫」の口腔内フローラは違うかかどうかを比較しました。

この研究でわかったことは、
・猫の口腔内フローラは多様であり、14つのグループ(門)から411種類の細菌種が含まれていることが明らかになりました。
・食事が口腔内環境における特定の細菌の全体的な多様性と豊富さに大きな影響を与えることがわかりました。
・ドライフードを食べていた猫は、ウェットフードを食べていた猫よりも口腔内フローラの多様性(ダイバシティー)が高かった。
・ドライフードを食べている猫は、ポルフィロモナス属とトレポネーマ属の種類が豊富だった。

コメント
この研究でわかったことをザックリ解説すると、
ドライフードとウェットフードを食べている猫では、口腔内フローラに違いがあるってことがわかった。
さらに、ウェットフードを食べていると歯石がつきやすいとか、歯肉炎になりやすいと言われるけど、ドライフードでもウェットフードでも歯肉炎との関係はなかった。


参考文献
Christina J Adler et al.Diet May Influence the Oral Microbiome Composition in Cats .2016.Microbiome.Jun.4(1),23


あとがき
「なぜこのメルマガを始めたか?」1番の理由は、「診察室では伝えきれない情報を伝えたいから」で、コンセプトは、「ヒトとペットの健康に関わる役立つ最新海外論文を独断と偏見でピックアップして翻訳して届ける」です。
中学2年生でも理解できるような言葉で噛み砕いてわかりやすく表現することにコミットします。特に腸内細菌には興味が尽きないので鋭くメスを入れます。動物病院で犬アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを毎日診断・治療して、ワンちゃんに合ったオーダーメイドの乳酸菌を飲むと症状が改善していくのをみて、まだアレルギーになる前に腸内細菌をバンバン刺激すれば、そもそもアレルギーを予防できるんじゃないの?と妄想しつつ、ペットのアレルギー0社会がつくれないかという思いが非常に強くあります。そんな想いを山手線でいうと中目黒ー品川区間、在来線でいうと梅田駅ー新大阪駅区間でも読めるくらいにコンパクトにまとめて発信します。

東京動物アレルギーセンター 
センター長 
日本獣医皮膚科学会認定医
獣医学博士 川野浩志


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇辻安全食品公式ウェブサイト
https://www.allergy-food.jp/

◇辻安全食品ツクツクショップ
https://tsuku2.jp/tsujianzen

◇辻安全食品 for Pet
犬猫用低アレルギー用キヌアビスケット
https://tsuku2.jp/storeDetail.php?scd=0000096022

◇辻安全食品メールマガジン
イベント、講演会情報、新商品情報などお届け♡
https://tsuku2.jp/mlReg/?scd=0000028093


◇Instagram
https://instagram.com/tsujianzen

◇Facebook
http://www.facebook.com/tsujianzenshokuhin

もれなく皆さまに
100ポイント(100円分)GET!
キャンペーンのご紹介

簡単!
お友達招待で100ポイントを獲得できます!

①「マイページ」を開く
https://tsuku2.jp/mypage/

②「フレンド招待」のページへ

③こちらのURLをお友達に送るか
 LINEでお友達招待を送るか
 facebook、twitterで2クリック募集も◎

④招待したお友達も同時に100ポイントGET!

10人招待して1,000円分
100人招待して1万円分のポイントになっちゃう♪

ポイントは1ポイント=1円です!
ツクツクでみんなで楽しく、わくわくお買い物^^
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する