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第116話 ペンギンの腸内環境を改善して感染症から守れ!
藤田医科大学医学部消化器内科と神戸市立須磨海浜水族園などによる共同研究によるとオリゴ糖(ケストース)と乳酸菌(FM8)を用いることで ペンギンの腸内環境を改善し感染症を予防するとともに栄養吸収を促進させることを明らかにしました。
具体的には3歳未満の若いマゼランペンギン8羽と17歳以上の成鳥マゼランペンギン9羽に対して、オリゴ糖(ケストース)とプランタラム乳酸菌(FM8)を併用することでペンギンの腸内善玉菌が増加し腸炎を引き起こす有害な悪玉菌(ウェルシュ菌:Clostridium perfringens)が減少することがわかりました。
また、カルシウム、マグネシウムなどの微量栄養素の吸収促進効果や炎症反応を抑制(IL-10増加)する効果も見られ、ケストースとプランタラム乳酸菌(FM8)がペンギンの健康向上に有効であることが示されました。
もしかしたら、ケストースとプランタラム乳酸菌(FM8)が、ヒト犬猫や鳥類だけじゃなく動物全体の健康に関わるかもしれない!