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ひふみデイリーニュース令和5年12月12日

懐かしい文章に出会った。
明後日、亡き友を偲ぶ会をしようと思い声をかけていたところ、その奥方から渡されたのが、旦那さんがまだ元気な頃創刊した「こちあか通信」だった。
平成17年6月創刊の季刊誌~
本人の農に対する思いとして、記されたメッセージを抜粋させてもらう。
宇根豊さんの講演会での話~
「ヨーロッパの国々では、消費者は高くても国産のりんごジュースを買う、なぜだと思う?」
その答えとして、
「彼らは、里山のりんご林が好きなんだ。
子どものころから見続けたりんごの花や赤い実がなる心が安らぐ風景を残したい。
食料は輸入できても景観や環境は輸入できない。」
食物連鎖の中の人~
食料確保と農~
安い海外から買えばよいという話ではない。ハチは蜜を吸い受粉してくれ、鳥は糞とともに種を運ぶ。
人が農に関わるのは食料確保という一時的な目的もさることながら、生態系という大きな輪の中で生きるための最低限の役割だと思う。
これから生まれてくる子供たちが地域(地球)で豊かに生きていくために、私たちはいま、なにを選択しどう行動すればよいのか問われている。
その回答のひとつが農に関わることではないかと考える。
彼の肉体は滅んでも、彼の魂は我々の心の中に宿っている。
天国から見ていて欲しい。

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