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ペットと飼い主さんに,使える自然療法|狂犬病のワクチンについて

<狂犬病のワクチンについて>


皆さん、こんにちは。
お家いきいきケアペットドクター|今村香です。


いつも、いいご縁をありがとうございます。
そして、メールを開いていただきましてありがとうございます。



先週のメールがサーバーの影響か、配信できていなかったようです。
ですので、今回は2通連続で送ってしまいます。

時期的に遅れてしまった内容はスルーしてください。


さてさて、今回は犬を飼っている人は直面する問題の一つ、狂犬病ワクチンについてです。


簡単に、狂犬病という病気について説明します。
狂犬病というのは、狂犬病ウイルスを保有するイヌ、ネコおよびコウモリを含む野生動物に咬まれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口からの侵入によって発症する人獣共通感染症の一つです。咬まれたところから神経に沿って脊髄-脳に移動して炎症を起こしていきます。ウイルスは唾液腺にたまって、他の生き物を噛むことでうつっていきます。

今でも、世界では3万から5万人が感染によりなくなっています。イヌ以外にも、吸血コウモリ、アライグマ、スカンク、キツネ、コウモリ等の狂犬病保有野生動物に咬まれることによって感染がおこってしまいます。海外で安易に動物に触れ合うのは危険ですので、やめましょう。


狂犬病ウイルスの怖いところは、発症してしまうと致死率100%という点です。
潜伏期間は咬まれた部位等によってさまざまですが約2か月前後です。


症状は、インフルエンザのような発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛などから始まり、噛まれた場所の痛みやしびれ、ぴりぴり感などがおこることもあります。

その後、落ち着きがなくなり、錯乱や奇妙な行動がみられる脳炎症状が現れ、唾液が大量に出るようになります。
また隙間風や水を飲もうとすると喉の筋肉がけいれんして、水を飲むことが出来なくなります。
最終的には昏睡状態から麻痺が進み呼吸停止で亡くなってしまいます。



日本では八代将軍徳川吉宗が支配した享保年間には狂犬病の大流行がみられ、イヌ、ウマ、キツネ、タヌキなどが犠牲になった記録があります。その後、定期的に流行を繰り返し、犬、家畜、人への感染が繰り返され犠牲者が多数でました。

1922年に家畜伝染病予防法が制定されて感染動物のさっ処分がきまり、1950年には狂犬病予防法が制定されました。


次に、今使用されている多くの動物用狂犬病ワクチンには、

 培養して感染力をなくした狂犬病ウイルス
 チメロサール 0.1㎎以下
 リン酸緩衝食塩液

が含まれています。
副作用の発生は0.0007%程度で、1歳未満と10~12歳での副作用報告が多いです。
細胞培養に使う牛血清に反応したり、含まれている蛋白量によって副作用がでやすくなります。


ここで問題になってくるのがチメロサールです。代謝されてエチル水銀になります。エチル水銀の血中濃度は、1か月で約1/30に、2ヵ月後は1/500以下となり速やかに排せつされていきます。自閉症の問題になったメチロ水銀とは違うもので。科学的根拠はないと言われています。とはいえ、やはり、好ましいものではありません。


狂犬病予防法により接種義務が飼い主には課せられるので、打たざるを得ないのですが、レメディを使って副作用の軽減をしましょう。接種できない理由があれば猶予証を発行していただける場合もあります。かかりつけ動物病院へお問合せしてみるのも一つです。


レメディの紹介として
Lyss/リシン 狂犬病にかかった犬の唾液から作られたレメディ。
       感覚が過敏になる、水の流れる音や水の流れを見ることで悪化。激しい気性、短気、唾を飛ばす、首や背中をそらすことで好転する。

 * このレメディを使って狂犬病が治るかどうかは不明です。

Rabi-V/ラベズワクチン 狂犬病予防注射から作られたレメディ。 
    ワクチン接種による副作用を軽減したり、ワクチンの解毒に。

merc/マーキュリアス 水銀から作られたレメディ。
    唾液腺、リンパ腺の肥大。ねばねば、大量の唾液。汗をかきやすい。衰弱、むくみ。
    粘膜の潰瘍。黄色い粘っこい分泌物。夜やあったまることや隙間風で悪化。
    せっかち、神経質、どもり。口内の炎症、出血、歯周病。
    
  *水銀の害が感じられる場合



<参考資料>
獣医師会雑誌に発表された動物用狂犬病ワクチンの副作用報告
動物用狂犬病ワクチンの添付文書
厚生労働省HP
大阪府獣医師会HP
から抜粋させていただきました。





最後までお読みいただきありがとうございました。

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