＜猫さんのスプレー行為＞


皆さん、こんにちは。
自然派獣医師で自然療法家のかおりんこと、今村香です。


いつも、いいご縁をありがとうございます。
そして、メールを開いていただきましてありがとうございます。


桜が見ごろですね～。車で通っているときに、川沿いに桜の堤になっている場所がありました。20年近く住んでいても気が付かない風景ってあるものです。


さてさて生き物にとって、春は恋の季節でもあります。
そして、恋に必然なのが、オス同士の縄張り争いやおんなの子を争う戦いです。


お家で飼っている猫さんにも、少なからず影響を受けてしまう子がいます。窓の外に近づいてきたり、お庭に入り込んできたり、鳴き声が聞こえてきたり。家の中の猫さんたちは、意外と不安に思ってしまうかもです。

影響を受けてしまうと、家の中で困った行動をしてしまうものです、それがオス猫さんのスプレー行為です。



スプレー行為は、普通の排尿とは違って、一度の排尿量は少なくて、臭いがとてもきついです。そして、うんちはトイレでできます。壁やカーテンなど垂直な面にお尻を立てて、少しでも高いところに届けようという勢いでシュッ！！としていきます。


怒ると逆効果、消臭剤も逆効果になることがあります。無臭のものが絶対に良いです。変に匂いがついていると余計に縄張り意識を刺激してしまいます。


猫にとっては臭いが縄張りの主張になったり、感情の不安を表現していると言われますが、飼い主家族にとってはやめてほしい問題行動の一つになります。


猫さんは、人っぽいとよく言われ、なかなか強引にしつけをすることが出来にくい動物です。

怖い、不安、嫌だなどといった精神的な表現を、可愛く表現できない子もいます。噛みつく、スプレーするといった行動も猫さんにとっては単に気持ちを表現する手段なのかもしれません。噛まれるのは勘弁してもらいたいですが……。


スプレー行為を防ぐには、まずは環境を整える必要があります。外猫さんが近くをうろうろしないように、柵などで防御をしましょう。窓から姿が見えないように、窓際を工夫しましょう。そのあと、一般的にはフェロモン製剤をスプレーします、もしかしたら向精神薬を処方する先生もいるかもしれません。あまり効果はないですが。


そんなことよりも、気持ちに注目してレメディを選んであげるほうが絶対に効果的です。



不安感が強いレメディです。参考にして選んでみてください。

Acon/アコナイト　不安感
Staph/スタッフサグリア　屈辱、不安、イライラ、膀胱炎
Arg-n/アージニット　不安、敏感、衝動的、下痢
Nux-v/ナックスボミカ　イライラ、攻撃的
Lach/ラカシス　攻撃的、よく鳴く、春に悪化、青黒いあざ、


いつ、どのような状況で始まったのかをよく観察してみてください。そこにヒントが隠されています。






最後までお読みいただきありがとうございました。

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