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307【すーさんの学校】素敵な言葉をつかうために
時々、人のことを考えないで、嫌な言葉や皮肉などを口にする人がいます。
たぶん、周りが嫌に気持ちになっていることに気が付いていないのでしょうね。
さらに、「あなたが悪い」と決めつけた言い方をされたときも良い気持ちはしません。
その後も、嫌な気持ちが続いてしまいます。
言葉には、力があります。
だからこそ、人が嫌になる言葉を具体的に子ども達に指導する必要があります。
一般的に、「人が嫌になる言葉を使わない」と言っていますが、江戸時代には、人が嫌な思いをする言葉が、引き起こす問題を知りました。
相手を思い、豊かな人間関係をつくるために絶対につかってはならないと言われていたからです。
江戸時代に絶対禁句と言われていたのは、次のようなことだそうです。
【 戸閉め言葉 】
「でも」「だって」「しかし」「べつに」「そうは言っても」などと否定して、人の話を途中で遮ったり無視するような言葉で相手をシャットアウトしてしまうことから「戸閉め言葉」といいます。
人の話を最後まで聞かないことは失礼にあたり、謙虚さを大事にする江戸しぐさでは、自己中心的な人とみなされたそうです。
また、自分の話を聞いてくれない人を本能的に避けてしまうため、「戸締め言葉」は相手の言葉を受け入れないばかりか、相手の心を閉ざしてしまう言葉なのだそうです。
【 水かけ言葉 】
人が気持ちよく話をしているのに、「それがどうした?」と冷や水をかけるような冷たい言葉や、「そんなこと知ってるよ」と小馬鹿にしたり、けなすような言葉を「水かけ言葉」といいます。
誰とも付き合わずに暮らしていくことはできませんから、話の腰を折り、人間関係を壊すようなことは慎むべきで、たとえ自分とは縁遠い話題であっても、その場の雰囲気を壊さず聞いているのが、江戸の人々の心得とされていたそうです。
【 刺し言葉 】
「刺し言葉」とは、「だから?」「はーっ?」「それがどうした」など、会話を断ち切ってしまうような言い方で人の感情を逆なでしたり、とげとげしい言葉遣いのことで、「胸刺し言葉」ともいいます。
こうした言葉が出てくると、会話を続けたいという気持ちも失せてしまいます。
また、「あなたが悪い!」「どうせ他人」のような、反論の余地もないような断定的な言い方も「刺し言葉」とされ、その場の雰囲気だけではなく、人間関係もこわしかねません。
【 手斧言葉 】
手斧(ちょうな)とは、木材を粗削りするための斧のこと。「うるさい」「馬鹿野郎」「殴る」「殺す」といった乱暴な言葉遣いを「手斧言葉」といい、言ってはならない言葉の凶器とされていました。
ただし、江戸の人たちは、そんな乱暴な返答をされるようなことを自分がしたから、そのつけがまわってきたんだと捉え、「手斧言葉」は言われたほうにも非があると考えていたそうだ。
『それはNG!「江戸しぐさ」に学ぶ、嫌われる言葉遣い 』より
子どもに人と人との会話について話しをしてやる時に、このような言葉を話してあげるとよいでしょう。
つまり、「でも」「だって」という言葉は、「戸閉め言葉」と言ってね・・・というように具体的に言ってあげると、子どもだって理解しやすくなります。
それも、機会ある事に、大人が見逃さないようすることでしょうね。
素敵な言葉を身に付けるためには、このように禁句となる言葉も知っておく必要があります。
知っておかないと、使ってしまうかもしれないからです。
どんな時代になっても、相手を思いやる言葉は大事です。
そんな素敵な言葉できちんと話せるようにするために、大人の責任として、NGとされる言葉を具体的に教えてやることも必要だと思います。!(^^)!