ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

mail magazine backnumber

メールマガジン バックナンバー

292【すーさんの学校】ニコッと会釈

 学校現場で仕事をしていた時のことです。
生徒と廊下ですれ違うとき、いろんなパターンがあるのに気が付きました。
多いのは、「こんにちは」と言って通り過ぎる生徒でした。
しかし、変わってきたことがありました。
立ち止まって「こんにちは」と言った後に、軽く頭を下げる生徒がちらほら出てきたことでした。
それに対して、立ち止まれない自分がいることが恥ずかしくなりました。
 そんな中「こんにちは」と言わないでも軽く礼をする生徒、会釈をする生徒がいました。
これも、何だか微笑ましい光景でした。

 会釈とは、人に対する親しみ・好意・謝意などを表すために、軽く頭をさげたりすることで、仏教用語の言葉で「和会通釈(わえつうしゃく)」の略です。
一見矛盾する教養どうしを照合し、根本にある共通する真実の意味を明らかにすることだそうです。
 その後、この意味は「様々な状況をを考えて考慮する」となり、さらに「儀礼にかなった態度をとる」「「愛想よく対応する」という意味になりました。
今使われているような「お辞儀」の意味になったのは江戸時代になってからだそうです。 (『語源由来辞典』より

 街の中を歩いていると他人どうしで挨拶することも会釈することもありません。
しかし、散歩したり、ジョギングしていると、知らない人とでも自然と挨拶をします。
江戸時代は、見ず知らずの人と街で会っても、互いにさりげなく目と目を合わせ、会釈を交わしたそうです。
 また会釈は、声に出さない分、その人の雰囲気でなんとなくその人のイメージがつくられます。
目と目が合ったとき、どちらが先に会釈をするかと言うことも重要になるような気がします。
先にすると、相手を認めたことになるので、相手も自分のことをよく思ってくれるはずです。
人通りの多いところでは別としても、せめて地域の中では、実践したいものです。
 もし、今の時代も、江戸時代の人々のように、知らない者同士でも会釈を交わすことが日々の生活の中にあり、根付いていたら、人はもっと生き生きとしていたのではないでしょうか。
しかし、私たち日本人は、時代が変わっても、きっと心の奥底には、少なからず「柔らかい気持ち」が眠っているはずです。
 一人一人が、柔らかな雰囲気を出すよう心がけていくと、周りの雰囲気が暖かくなるような気がします。
 会釈は大事です。
目と目が合ったら自分から先に、ニコッとほほえみながらすることにしましょう。
人として大切にしていきたい素敵な「会釈のまなざし」ですよね。!(^^)!

メールマガジン バックナンバー

過去にお送りしたメールマガジンをバックナンバーとして公開しています。

メルマガを購読する