ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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280【すーさんの学校】やってこなかった宿題

 テスト前の週末、部活動も中止になることから少し多めの宿題を与えました。
他の教科も勉強しなければならないが、出来ない量ではないと判断しました。
 提出日、宿題を確認したら、半分の生徒が完璧にやっていませんでした。
数年前だったら、間違いなく子どもを攻めていました。
学級担任にも話しをして、指導してもらったかもしれません。
しかし、源泉は自分であるという考え方から、子どもにばかり責任はないと思うようになりました。
 やってこなかった宿題は想定内でした。
量とか時間の問題ではありません。
どうして、宿題をしなければいけないのかということが、子どもたちに理解できていないだけの事なのです。
つまり、宿題を何のためにするのかということが、体の中に入って来ないと同じ事が繰り返されるばかりか、他のことにもマイナスの事として影響してしまうのです。
 そもそも、宿題というのは、学校の正規の授業時間以外に主として家庭で学習を行わせるために、教師が子供に課す問題のことをいいます。
家庭でそれを果たすことから、家庭学習や家庭作業といわれることもありますが、この用語は子供が自らの興味に基づいて自発的に行う学習を含んでいるので、宿題は家庭学習や家庭作業の一部ということになります。
 宿題は、「誰のためにするの」と子どもにきくと、ほとんどの生徒が「自分のため」と答えます。
間違いではないが、これでは、本気になって宿題をしないので、今回のように、宿題をやってこないという現象がおきると。思います。
 子どもが小さい頃から、「勉強しなさい。」と言われ、口癖のように「誰の為に勉強してると思ってるの。自分のためでしょう。」と言われ続け、それが、頭の中に知らぬまに保存されてしまっています。
だから、「どうせ自分の為だから、しなくてもいい」という、マイナスの方に傾いてしまってもしょうがないと思います。
 そもそも勉強というのは、将来、自分と出会う人を幸せにするためにするものです。
でも、将来の事は、まだ、中学生には見えてきません。
だけど、自分の近くにいる人を幸せにすることは出来るはずです。
それが、親なのです。
親のために勉強をするというのではなく、親を喜ばせてあげるためにするという考え方ではどうでしょう。
 身近な事で言えば高校入試です。
成績が上がると親だって安心します。
安心すると幸せを感じる事ができる。
 つまり、親と子どもの関係になっていくのです。
子どもが親に感謝しているかということにつながっていくのです。
 誰でも、親を大切にしているはずでです。
大切にしていることの上に感謝があります。
感謝していることを、形で表す一つとして、親が何を言わなくても、宿題をやってくるということが親への感謝への形だと思います。
 何を言わなくても、宿題をきちんとこなす子どもを見ている親は、何を言わなくても幸せなのです。 
 (つづく)

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