ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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279【すーさんの学校】ものには役割がある!

 毎年、梅雨の季節になると気になることがあります。
傘です。
学校に生徒が傘を持って登校してきます。
しばらくすると、傘立てに傘が貯まっています。
持って帰るように呼びかけても、持ち主が現れません。
もちろん、名前は書いていないのですが、間違いなく、生徒が持ってきているのに、不思議です。 
 傘だけではありません。
職員室に落とし物が届き、全校生徒に呼びかけたり、写真にして掲示しても、自分のものだと言ってきません。
ものを大切にしようとする心が薄れているように思えます。
 大切という漢字は、「大いに迫る(切る)」「切迫する」の意味を漢字表記し、音読みさせた和製漢語です。
大切は「緊急を要するさま」から意味が派生し、平安末期には「肝要なさま」の意味で用いられました。
中世には「かけがえのないもの」の意味から、「心から愛する」意味としても使われるようになり、1603年『日葡辞書』では「大切」が「愛」と訳されています。
http://gogen-allguide.com/ta/taisetsu.html (語源由来辞典参照)
 「ものを大切にする」というのは、それぞれの役割を知ることでもあります。
どんなものでも、必要だから、誰かの手によって、開発され、つくられ、運ばれて、今、自分の手元にあるのです。
どんなに大量に生産されたものであっても、つくった人の想いはあるはずです。
もしかすると、素敵なストーリーがあるかもしれません。
 使えなくなったから、壊れたからすぐに捨ててしまって、新しいものと取り換えるのではなく、先ずは、修理したり、工夫して他に新しい使い道はないかを考えることも大事です。
それが、もしも、思いでの品だとすれば、なおさら、違う形になったとしても、残しておきたいものです。
 ものを大切にするために、ものを購入したときには、その役割があることを、子どもと一緒に考えるといいでしょう。
そして、どんなものでも、最後まで、使い切るようにしましょう。
きっと、心も優しく、豊かになっていくはずです。!(^^)!
  辻中公さんの『魔法の日めくりメッセージ』を参考にしています。

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