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276【すーさんの学校】自己責任力を育てる
学校で仕事をしていた時の話です。
体育の授業があるので、子ども達は教室で更衣をして、体育館や運動場に移動します。
生徒がいなくなった後の教室をみると、家でしつけられているかどうかがすぐにわかります。
制服が脱ぎ捨ててあるもの、とりあえず机の上に置いたもの、きちんとたたんであるもの、カバンの中に入れてあるもの等です。
制服を脱ぎ散らしているような生徒は、椅子でさえも机の下に入れていません。
責任能力という言葉があります。
テレビや新聞等のニュースで事件が起きたときに、耳にしたりします。
自己責任能力が問われるかどうかということです。
刑法における責任能力とは、刑法上の責任を負う能力のことであり、事物の是非・善悪を弁別し、かつそれに従って行動する能力のことです。
制服を脱いだ後にどうするかは、刑法とは、まったく関係の無いことですが、このような細かなことが出来るかどうかだけでも、すべては、自己責任力とつながってきます。
自分の行動に最後まで責任を持つことが、身に付くか付かないかということにもなります。
家庭で、脱いだ服や子どもの持ち物などを、親が我慢しきれずに片付けてしまいます。
どんなに口で、将来苦労するようなことを言っても、本人からすれば、自分の事だから迷惑を掛けていないと思ってしまうわけです。
体育の更衣だって、誰にも迷惑を掛けていないと思っています。
大切な事が二つあります。
一つは自分に任された仕事というのは、大人でも子どもで同じです。
与えられた仕事を責任をもって、出来るかどうかということです。
出来なければ、誰かがそれを補わなければならないことになります。
そうやって、すべては回っています。
もう一つは、自分の周りの人の気持ちの問題です。
脱いだ後の制服でも、きちんとたたんで、机上に置いて、椅子が入れてあれば、それを目にした人は、気持ちがいいものです。
部活動は集団で移動し荷物を同じ所に並べます。
カバンが並んでいるか、自転車が並んでいるかということもまったく同じことです。
仕事だって同じで、与えられたこと、任されたことがきちんと責任をもって出来る人は、間違いなく、周りの人を気持ちよくさせているのです。
だから、子どもの時から、最後まで責任を持つことを、毎日の繰り返しの中で身に付けさせてあげましょう。できたら、きちんと褒めてあげましょう。
「良くできた」と言うことも大事ですが、「周りの人が喜んでいる」ということも、伝えなければいけないことだと思います。
ある意味、自己責任力とは、相手のために最善を尽くすことなのかも知れませんね。!(^^)!
辻中公さんの「魔法の日めくりメッセージ」を参考にしています。