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273【すーさんの学校】ずーと、ずっと
修学旅行で引率をした時の話です。
訪れたのは京都です。
宿泊先をバスが定刻通り出発しました。
しばらくして、一番後ろの座席に座っていた生徒が、「まだ、手を振ってる。」と言いました。
見送る人が小さくなり、バスは、交差点を左折し、ホテルの人は見えなくなりました。
生徒は、「すげー」っと言っていました。
社会人として、ホスピタリティとして考えると、当たり前でどこにでもあるような風景かもしれません。
しかし、生徒にとっては、朝から新鮮な信じられない出来事にりました。
家庭でも、子どもが小さいころは、家を出るときに、姿が見えなくなるまで見送っていたことも多かったのではないでしょうか。
それが、年齢を増す事に、子どもは恥ずかしくなり、親もいつの頃からか、「もういいか」という気持ちになり、「行って来ます」「いってらっしゃい」という声で、登校していく姿を見送らなくなってしまいます。
学校に通うにしても、仕事に向かうにしても、昨日とは違った何か新しいことに出合うために家を出ます。
学校だったら、新しいことの学習をします。
仕事で同じ事をするにしても、同じ物ではないでしょう。
同じだったら、マンネリ化してしまい、面白くないからです。
学校に登校するときに、姿が見えなくなるまで見送られると、子どもは安心して学校に向かうことができると思います。
安心感があれば、誰でも、積極的に色々なことに挑戦できます。
安心感が得られると、エネルギーが充満して、自分らしさが発揮できるようになるからです。
仕事だって同じだと思います。
お客さまを大事にしているところは、最後の最後まで気を抜くことはありません。
買っていただいた商品を渡すにしても、お客様を見送るにしても、最後の最後が大切なのだと思います。
そしたら、お客さまも安心して帰ることができるからです。
ある会社の社内に書いてあった言葉があります。
「きょうのお客さまは、あす来ないかもしれない。いま何をするか、それがこのビジネスのすべてである。」
当たり前に学校に登校したり、会社に行くのではない。朝の「行ってらっしゃい」「行って来ます」の掛け合いで、人は安心して、一歩前に進めます。
子どもが大きくなって、中学、高校、社会人になっても、見送ることができる環境にあれば、家から学校や仕事場に通う間は、ずーと、ずっと、見送ってあげましょう。
あったかい、安心感は、勇気と行動力の源になるのです。!(^^)!