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263【すーさんの学校】自分の好きなところをみつける
中学3年生になると、面接試験の練習が始まります。
その面接の質問の中で
「あなたの良いところ(好きなところ)はどこですか?」
と聞いたりします。
すると、答えが準備してあるかのように答えます。
そこで、「あなたの良いところを3つ教えてください?」と聞き直すとこれがなかなか答えられません。
学級担任をしていた頃、と「友達のいいところを見つけよう!」ということで、一人一人にクラス全員のいいところを書かせたことがあります。
もちろん、自分の良いところも自分で書かせました。
すると、単純に計算しても40人の学級だったら、クラスの一人の良いところが40は見つかることになります。似たようなことをまとめるにしても、その生徒のいいところが一桁になることはありません。
それを学級通信に「○○さんのいいところ」という見出しで紹介しました。
生徒によって、数にばらつきがあるといけないので、クラス全員良いところを同じ数にして掲載しました。
反応は、実に面白く、自分の良いところが書いてある生徒の表情は、ニヤニヤしているのがよく分かりました。生徒の中には、カバンに入れずにポケットに入れる生徒もいました。
自分の周りの人の良いところを見つけてあげることも大切なことですが、自分の事をもっと好きになることも大事なことであると思います。
一人一人に素敵なところが山盛りあるからです。
時々、自分のことが嫌いな人がいますが、そんなことでは、人を幸せにすることなどできるはずがありません。
誰にだって素敵なところが一杯あります。
学校で、友達の良いところを見つけ合うことができるように、家庭でも親子で好きなところ、素敵なところを見つけ合うことができるはずです。
良いところを見つけるのだから、家庭の中だって明るく元気になっていきます。
逆のことでは意味がありません。
素敵なところを発見することに意味があるのです。
苦手なことを直そうと思うより、素敵なところを深めることが大事なことなのだと信じています。
自分の好きなところに気づかせてもらうと、自分が好きになっていきます。
自分を好きになると自信が持てるようになり、もっともっと可能性が広がり、もっともっと素敵な自分になっていきます。
自分の好きなところを3つ見つけましょう。
みんなが認める素敵なところ、自分だけが知っている素敵なところ。
そんな話しをするだけで、楽しくなる、ワクワクしてきませんか。
「あなたの良いところはなんですか?」
って聞かれたとき、自信を持って、胸張って言えるような大人になっていきましょう。
子どもを育てていきましょう。
素敵なところを発見することに意味があるのです。!(^^)!