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261【すーさんの学校】落ちているゴミを拾いましょう!
「捨てる人は、拾わない。捨てない人が、拾っている」という、キャッチコピーがあります。
JT(日本たばこ産業)の広告ポスターに書かれていたもので、たばこを含めたゴミに関するマナー向上のためのものです。
人の役に立つことは、世の中にはたくさんあります。
そして、誰もが世の中の人の役に立つために生まれてきて、形はいろいろあるにせよ、それぞれの役割を果たしています。りました
前に働いていた職場が、国道沿いにありました。
車の通りが多く、毎朝夕渋滞になるところでした。
そんな国道の横にある学校の校門に立って、朝の挨拶を生徒にしていたときに気が付いたことがありました。
落ちているゴミのほとんどがたばこの吸い殻でした。
そんなゴミの落ちているところを生徒が登校してくるのだから、実に悲しいことです。
大きなスポーツの大会があると、必ずと言っていいほど、ゴミが落ちています。
ゴミで多いのは、市販されている弁当に入っていたものや輪ゴムです。
常識のない大人は、コーヒーやジュースの缶の中に、たばこの吸い殻を入れて、そのままにしています。
実に情けないことです。
会場が綺麗に思えるのは、スタッフが後片付けをするときに、拾っているからです。
校内にも小さなゴミが落ちていることがあります。
それを見ても、拾わない生徒が多いのが現実です。
本当に気が付かない生徒もいますが、これは、気が付くだろうというゴミさえ拾いません。
ゴミを拾うには、勇気が必要です。
誰が見ていなくても、恥ずかしがらずに、堂々と行動に移すことです。
人に見られていても、恥ずかしがらずに自分の意志を貫くことです。
ゴミを拾うことは、恥ずかしいことではなく、むしろ、立派なことだと誰でも理解しています。
そして、ゴミを拾うことが、習慣づくことによって、自尊心が芽生え、自分に自信が持てるようになっていきます。
自信がつくと、何でも「やってみよう」と挑戦できるようになります。
子どもがゴミを拾うようになるには、やっぱり、大人の力です。
子どもの前で、自然にゴミを拾ってみましょう。
たった一つかもしれないが、人としてのその価値は、とても大きいものになるはずです。!(^^)!