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260【すーさんの学校】お茶碗を持ってごはんを食べよう!
教科書を読むときは、教科書を持って読むように指導しました。
声を出して読むので、相手に声がはっきり聞こえるようにということと姿勢を大切にして欲しいからです。
そして、翌日、同じように教科書を読ませると、すでに教科書を持たない生徒が何人もいました。
その時、給食を食べるときもお椀を手に持って食べていない、家庭でも食事をするときに、お椀を持っていないのではないかと感じました。
お膳の前に正座をして食事をする場面をテレビで見ることがあります。
現在、食事の際に一般的に使われている食卓テーブル+椅子というスタイルは欧米から伝わったものです。
元来、日本の食事は、各自の前に低いお膳を置いて使用していた歴史から、正座をして食事をしていたので、お茶碗、お椀、小皿などを手に取って食べるという習慣や特徴がありました。
食事の際には、マナーがあります。
「ご飯を大切に食べる」という想いを形で表現できるように、食事のマナー・仕方に目を向けていかなければなりません。
食事のマナーを身に付けると「同席する人に不快な思いを与えない」で「美しく見える」ようになります。
お茶碗を持ってご飯を食べる、お箸を置いてからお茶を飲む、ご飯とおかずを交互に食べる、大皿で持てないときは、小皿にとってから食べる等、一つ一つを大切にできるようにすることで、食事も楽しくなります。
子どもが成長し、大人になっていくと、いろんな人達と食事をする機会が増えてきます。
そんな時、正しいマナーで食事をすることができれば、一緒にいる周りの人を幸せにすることができると思いませんか。
人を幸せにすることができれば、食事が楽しく美味しくなります。
だから、正しい姿勢で正しいマナーで食事をすることは、子どもが小さいときから、親の責任でしつけをし、伝えて行かなければならないと思います。
食事のマナーは、他にもたくさんあります。
これが、実に面白いのです。
そして一つ一つには、すべて意味があります。
一度子どもと一緒に食事のマナーについて考えてほしいと思います。
一緒に調べることで、大人も知らなかったことがわかると、食事をするのが楽しくなっていくからです。
美しい姿勢とマナーで食事をすると「ご飯を大切に食べる」という想いを形で表現できるようになります。
毎日必ずとる食事は、一緒に食べる人をも幸せにできる大切な魔法の時間なのです。!(^^)!
辻中公さんの『魔法の日めくりメッセージ』を参考にしています。