ツリーベル教育研究所  【すーさんの学校】

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257【すーさんの学校】手を合わす心のゆとり

 本当に物が豊になり、何もかもが便利になったと思います。
しかし、便利になっているのに、なぜか、慌ただしい毎日が過ぎていっているような気もします。
朝から夜まで何となく慌ただしいので、毎日の食事でさえ、手を合わせ「いただきます」が言えなくなっている自分がいました。
心のゆとりさえ見失っているように思えてきました。
 家庭によっては、それぞれに事情があり、なかなか家族がそろって、食事をすることも無くなってきているのではないでしょうか。
自分の食べたい時間や都合に合わせて食べているのが現状ではないでしょうか。
少し、工夫をしたり我慢をすれば、みんながそろって食事に感謝し「いただきます」が言えるのにと思ってしままいます。
しかし、悲しいことに慌ただしさの中で、それにさえ、気が付かないことになっっている現実があるような気がします。
 さらに、子どもが苦労せずにお腹いっぱいに好きなものを食べられることが当たり前と思ってしまう将来が心配です。
 いつも、満足することに慣れてしまうとそれが、当たり前になってしまいます。
当たり前になると、感謝することを忘れてしまいます。
生活習慣も同じで、生活が便利になりすぎたために、感謝する心が薄れてしまいつつあるようです。
 寒い冬でも、起きるときには、部屋の温度もタイマーさえセットしておけばあったかくなっています。
冬は冷たいのが当たり前の水さえ、いつも暖かいお湯が普通にでてきます。
テレビもリモコンで付けたり消したり、食事もレンジであったかいものが食べられる世の中です。
 便利になったことが悪いのではありません。
便利なことを、それなりに使うことで、生活が快適になるからです。
 しかし、こんな生活が普通になっているので、少しのトラブルでも不平不満やストレスが発生するのも事実なのです。
 どんなトラブルが発生しても、不平不満やストレスにならないようにするためには、日頃から、感謝の気持ちを意識して生活することが大事だと考えます。
これを子どもに教えるのは、大人の責任です。
 このように考えると、食事を含め毎日の生活の中で、何回、手を合わせることをしているでしょうか。
手を合わせ「ありがとうございます」と感謝することが心のゆとりを生み出すことにもなります。
 現代社会の中で物資が豊かになった分、毎日の生活の中で手を合わせ感謝し、心にゆとりを持ちたいものです。
そんな姿を意識しなければならないのではないだろうかと考えています。
 大人のそんな姿を見せてあげることで、感謝する心や豊かな心を育てることができると信じているからです。!(^^)!

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